2014/15秋冬 糸とニットウェアはますます多様化へ
イタリア・トスカーナ州プラト県商工会議所が主催するトスカーナヤーン展示商談会Workshop Filati Toscani2013が、10月30日、東京・渋谷で行われ、昨年よりも3社増の19社が参加して開催されました。 セミナーでは、「2014/15秋冬糸とニットウェアの傾向」について、トレンドリサーチ会社のエレメンティ・モーダ、ジェネラルマネージャー、オルネッラ・ビニャーミさんが講演されましたので、その一端をご紹介します。
ファッションの多様化に合せて、今季は下記のようにテーマが例年以上に多くなっています。
① Cometic Beauty:エレガント。パウダーカラーに透明感と光を+。
② Grey Matter:グレーメランジやグラデーション効果がポイント。
③ Evergreen:植物から発想された暖かいナチュラルな感覚。
④ Blue Variation:インディゴブルー。ブルーのグラデーション広がる。
⑤ Filtered Light:フィルターごしの光の色調で、絵画風に。
⑥ Opulence:深みのある温かな濃色。装飾的ジャカードなど。
⑦ Extraordnary:常軌を逸したイマジネーションのクリエイション。
⑧ Dram Glam:紫系ジュエリーニットなど、ドラマティック・グラマー。
2014/15秋冬のニットウェアは、総じて自然素材にテクノロジー、つまりハイテクヤーンやテクニカルな仕上げ加工をあしらったものがトレンドと、予想されています。シンプルなものよりは、インターシャやジャカード、カラーミックス、またプリントも多用され、メタリックヤーンで動きをつける、といった傾向になってきそうです。
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