儚く妖しいファッションの秘境「絶命展」
「絶命展」~ファッションの秘境~が、東京・渋谷のパルコミュージアムで14日まで、開催されています。先日、このオープニングレセプションに行ってきました。
ものすごい熱気の中で、生身のモデルがマネキンと一緒にディプレーされている様子は、妖しい美しさを放っていて衝撃が走りました。こんなにも生々しく「ぞくっ」としたのは、おそらく初めてです。
本展をプロデュースしたのは、東コレで大人気のファッションデザイナーで、新進気鋭の山縣良和(writtenafterwards)さんと坂部三樹郎(mikio sakabe)さんです。「絶命」と名付けたのは、死が、創造の始まりだからとか。確かにファッションは、泡沫のように儚く消えてはまた生まれ出るものです。それは生きているもののように、時を刻みながら、流れ動いていきます。「輪廻(りんね)転生」を繰り返していると、いってもいいのかもしれません。
会期中は内容が、何度か変化するそうで、体験しにまた行ってみようと思っています。これはファッションの本質に迫る、類例のないユニークな展覧会、日本の若者たちの底力のようなものを感じます。
坂部三樹郎さんの森の妖精をイメージさせる作品。
柳亜里さんが初めて手がけたというブランド「Alicorn(アリコーン)」のコレクション。ご自身のファンタジックな絵を背景に。
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