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2013年10月

2013年10月31日 (木)

2014年春夏「シアタープロダクツ」“CABiN”テーマに別荘族スタイル

 「シアタープロダクツTHEATRE PRODUCTS」が、2014年春夏コレクションを東京・渋谷のセルリアワンタワー東急ホテルのスイートルームで発表しました。デザインを手掛けるのは、武内昭さんと藤原美和さんの二人のデザイナーです。
 
 テーマは別荘の意の「CABiN」。高原の別荘で過ごす「リラックスした室内着とドレッシーな外出着の緩やかな境目」のスタイルを提案しています。
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 素材は、高級感のあるジョーゼットやコットンオーガンジー、擬麻コットンストライプ、ハイゲージインターロック、メッシュニットなど、アイボリーやブラック、ベージュを基本とした落ち着いた色調です。
 
 来場を制限した室内でのショーで、モデルたちはサロンや寝室、衣裳部屋、窓辺などに佇み、思い思いのポーズで、被写体になってくれました。手を伸ばせば触れんばかりの距離感です。

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 リラックス、スポーティ、エレガントと様々な要素を採り入れたワードローブは、贅沢な大人のリゾートムードいっぱい。別荘族ならずとも、日常的に楽しめそうな装いです。

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2013年10月30日 (水)

2014年春夏「ユキコハナイ」“自由なテンボ”でドレスアップ

 「ユキコハナイ」の2014年春夏コレクションのテーマは、音楽用語の“自由なテンポ Tempo Rubato”。ファッションを思いのままに楽しんで、という花井幸子デザイナーのメッセージが込められています。

 気品のある白をベースに、花やボーダーなど、カラフルな色使いが明るく華やか。フィット&フレアーのシルエットにラッフルが揺れ、スパンコールが輝きます。
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 フィナーレも、ため息が出るほど美しい、優雅なドレスがラインナップ。前を行くのは花井幸子さんです。女性なら誰もがドレスアップしたくなる、そんなコレクションを披露したデザイナーに、嵐のような拍手がわき起こりました。

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2013年10月29日 (火)

2014年春夏「ヨハン クー」素材で魅せる“セルマ”がテーマ

 ロンドンを拠点に活躍している台湾出身のデザイナー、ヨハン クーが先般のMBFW東京で2014年春夏の新作を発表しました。

 今シーズンは、映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のヒロイン、“セルマ”がテーマ。暗闇に強烈な光を浴びて登場するモデルが現れる様子は、目に障がいを持つセルマの幻想の世界を喚起させます。

 魅せられたのは、ドレスをホログラムのように浮かび上がらせるテクニカルな素材使いです。虹色の光沢を放つ透明な生地の複雑な重ね効果や、ブルーやパープルのにじんだ色の模様などに、“セルマ”の狂おしくも切ない精神が感じられるようでした。

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 美しい錯覚に誘われたコレクション。すっかり引き込まれました。次回作も楽しみです。

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2013年10月28日 (月)

2014年春夏「ノゾミイシグロ」ストリートのカオスを表現

 2014年春夏東京コレクションで、「ノゾミイシグロ・タンバリン」と「ノゾミイシグロ・オートクチュール」が発表され、若者の街、東京ストリートに見るアグレッシブなカオスの表現に惹かれました。

 ブランドを手がけるのは石黒望デザイナー。ハンドクラフトのディテールやポップ柄の組み合わせなど、ヒッピーやパンクのエッセンスがちりばめられ、愛と平和への強烈なメッセージが感じられます。 

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 グランジ調の荒っぽいモチーフも、クチュールテクニックの達人がデザインすると、こんな風に洗練されたエレガンスへ昇華される、と実感させられたコレクションでした。

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2013年10月27日 (日)

14/15秋冬尾州マテリアルエキシビション盛会裏に終了

 来秋冬向け尾州産地合同展が、16~18日、東京・青山で開催され、来場者が過去最多を記録して、盛会裏に終了しました。これには円安による国内回帰の流れや、ボリューム感があって、なおかつ軽量なウールタイプが求められているなど、諸々の背景があったようです。

 会場では、恒例のトレンド展示が行われ、パリのファッション情報会社、ネリー・ロディ・オフィス発信の総合テーマ「ヒーローのように」を基に、出展各社の素材が下記4つのグループに分類され、ディスプレーされました。
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(1) スマート・ボヘミアン       (2)ボルカニック・コンケラー
(洗練されたボヘミアン)               (火山の征服者)
ブルジョワ調の自由でカラフル        女戦士風のメタリックなエレガン
なスタイル。宝石のような色調。       ス。炭化した石や火山の色調。

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(3)レディ・ジェントルマン            (4)アークテック・アドベンチー
(紳士的な女性)                        (極地の探検)
英国調のオーソドックスな         極地の景色、氷河のブルーや
コードの見直し。最小限の          雪に覆われた木々の色、シル
色使い。               バーなど。

 ウール中心の中で、特に人気のあった綿混のものをご紹介します。

Cimg83381Cimg83281   ㈱モーリタン                ㈱モーリタン
ストレッチ裏毛テンセルタイプ       デニムニット起毛

Cimg83321  時田毛織㈱
 綿/エステル混ジャカード。気品のある凹凸感がポイントのパンツ向けふくれ織。

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2013年10月26日 (土)

2014年春夏「クリスチャン ダダ」“不完全な美”の“恐るべき子供たち”

 「クリスチャン ダダ」を手掛けるデザイナーの森川マサノリさんが、2014年春夏コレクションに選んだテーマは、「DEFECTIVE“不完全な美”」。
 
1  ランウェイには、不良っぽい黒い革ジャンスタイルや、半被とかさらし、刺青などヤンキーなアイテムが次々に登場。色は黒と白、ゴールドのみのパンクロック調。まさに現代の“恐るべき子供たち”です。
 
 予告されていた“秘密のサプライズゲスト”って誰? と思っていたら、何とフィナーレに大音響とともに現れたのが、来日中のヘヴィメタルバンドKISS(キッス)でした。例のお騒がせな演出に度肝を抜かれた、といった感じでした。
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2013年10月25日 (金)

2014/15秋冬コットン素材傾向-欧州素材展PV・MUより   コットンファッションセミナーのお知らせ

 一般財団法人日本綿業振興会のHP内、プレスリリースの10月7日付けで、「2014/15秋冬コットン素材傾向 PREMIERE VISION PLURIEL 及び MILANO UNICAより」の記事が掲載されました。http://cotton.or.jp/ のプレスリリースをクリックしてご覧ください。                                     

 なお、コットンファッションセミナーも下記の通り開催いたします。皆様のご参加をお待ちいたしております。                 

                  記

テーマ:「2014/15秋冬~2015春夏コットン・ファッションと素材の傾向」

講 師:柳原美紗子(一般財団法人日本綿業振興会ファッション・ディレクター)

日程および申し込み先

◆大阪   11月1日(金) 2:00P.M~4:00P.M. 大織健保会館8階                

  主催/協同組合 関西ファッション連合
  申し込み先/電話06-6228-6525
 
◆東京   11月6日(水) 1:30P.M~3:30P.M.  東京ウイメンズプラザ
  

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2013年10月24日 (木)

2014年春夏「まとふ」“尽くし”テーマに心尽くしのコレクション

 日本の美学を背景に、創作に取り組む「まとふ(matohu)」の2014年春夏のテーマは“尽くし”です。ブランドを手掛けるデザイナー、堀畑裕之さんと関口真希子さんは、これについて、「ひとつの趣向のもとに、たくさんのものを集めてひとまとめに見せること。但し単に列挙するたけではなく、そこに“祝祭的な楽しさ”や“めでたさ”を見出すのが日本の美意識」といいます。 

 着物の世界ではよく使われる言葉ですが、お二人はこの表現を、今シーズンのコレクションに見事なまでの美しさで採り入れています。ストライプと組み合わせた伝統的な“貝づくし”から、透かしのブロック柄を配した“ブロック塀づくし”、そしてこのブランドには珍しい華やかな“色づくし”まで。また初めて男子用長着も発表するなど、デザインの幅の広さを見せてくれました。
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 お客様をおもてなしたい、という、優しい心が感じられた“心尽くし”のコレクションでした。

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2013年10月23日 (水)

2014年春夏「アンリアレイジ」“サイズ”のない服に衝撃!

 毎シーズン、これまで見たこともない新しい服を創造し続けているブランド「アンリアレイジANREALAGE」。その2014年春夏コレクションはまたしても衝撃が走るものでした。16日、ラフォーレ六本木を会場に、発表されたのは“サイズ”を超えた服、ノーサイズの服です。

 同ブランドを手掛けるデザイナーの森永邦彦さんは、「大きさと小ささ。大きいと小さいを分ける境界線はどこにあるのか。人が服に寄り添うか、服が人に寄り添うか」と問いかけます。そして服の方が人に寄り添う服、つまり人が中心の服を開発したのです。

Cimg8389_1 Cimg83951_2  ランウェイでは、まず登場したのが、元は同じ服であるはずなのに、柄やディテール、重ね合わせた形がそれぞれ部分的に異なっているデザインの服。

 次に現れたのが、背丈の異なるモデル3人で、着用している服が舞台の上でひとりでに縮み変化していきます。まるでマジックでも見ているかのような、驚きのショーでした。
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 これはリモコン操作で、内部に張り巡らせた糸を自動的に伸縮させ、ギャザーやドレープを寄せさせたとのことですが、実際には手動のダイヤル装置で、着る人が着丈や身幅を自由に変えられる構造になっているといいます。

 服を着る人が、サイズやフィット感を好きなように調節できるとは! まさにユニバーサルデザインの考え方に則った服です。これなら誰もが着用できますし、デザインも気の向くままに変えられる、本当にすばらしいと感嘆させられました。

 ついにサイズという服の壁も乗り越えた森永さん。次への挑戦が本当に楽しみです。

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2013年10月22日 (火)

2014年春夏「タエアシダ」リラックス感をエレガントに表現

 芦田多恵さんが手がけるタエアシダ(TAE ASHIDA)が、渋谷の東急セルリアンタワーホテルで、2014年春夏コレクションを発表しました。

 サマーリゾートにふさわしいサファリ調のスタイルで始まったファッションショー、そのゼブラ柄をモダンにアレンジしたプリントのドレスは圧巻でした。その後はスポーティブで着やすいウェアが続き、フィナーレは煌めくイブニングドレス。光る素材はタウンウエアにもたくさん使われています。Cimg83561  大人の女性が心地よいと感じるリラックス感をエレガントに表現する、その手腕はさすがにすばらしくて、すべては息を呑むような美しさにあふれていました。

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2013年10月21日 (月)

東京ファッション専門学校100周年記念を迎えて

 最近、~周年記念を祝うイベントがあちらこちらで目立ちます。東京・築地に近い松徳学園東京ファッション専門学校も、今年で創設100年とのことで、15日、式典と披露パーティが開かれました。 
 この学校には和洋二つのコースがあり、とくに和裁コースには定評があります。というのもここは、銀座の百貨店「松屋」が1913年(大正2年)に創始した学校で、その旧きよき伝統を受け継いでいるのです。

Cimg82661jpg  会場には、校史を知る写真などの資料が展示され、着物姿でお針の稽古に励む生徒たちなどが写っていて、大変興味深かったです。一時期には何と1,000人もの学生が就学されていたと聞き、一昔前を懐かしみました。

Cimg82641jpg  披露宴は、同校理事で(株)オンワードホールディングス会長の廣内武氏の挨拶から始まり、和気あいあいとした雰囲気で歓談しました。
 
 この日は台風の影響で大幅に遅刻しましたけれど、記念式の後半に間に合い、パーティに参加できました。実は私はここで「西洋服装史」を担当しています。駆けつけて本当によかった、と感謝しています。

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2013年10月20日 (日)

2014年春夏「JNBY」“ヴィンテージ”に焦点を当てて

 中国杭州生まれの「JNBY(ジェイエヌビーワイ)」が、MBFW東京コレクションに参加し、2回目となるランウェイショーを披露しました。

Cimg82881_2   今回、焦点が当てられたのは“ヴィンテージ”。古くから続く手工芸の技を採り入れて、洗練された女らしいスポーティカジュアルに仕立てています。切りっぱなしや鉤針編みなどのディテールも散見されます。
 白やアースカラー、グリーンといった色使いのシルクや麻など天然繊維が中心で、どこか懐かしい、味わい深いコレクションでした。Cimg83011

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2013年10月19日 (土)

2014年春夏「A DEGREE FAHRENHEIT」のトータル・オレンジ

 いつも温度をキーワードにコレクションを展開するA DEGREE FAHRENHEIT(エーディグリーファーレンハイト)」。
Cimg82431  ブランドを手掛けるデザイナーの天津憂は、今シーズン、備長炭など木炭の炭化温度、華氏1652度に着目し、「華氏1652度(摂氏900度)“Volatilization(揮発)”」をテーマに構成、新作を披露しています。

Cimg82141jpg_3    最初のシーンは、イスラム教の女性たちの民族衣装、全身を覆う真っ黒のアバヤが登場し、ドキッとさせられましたが、その後は全てが上から下までトータルにオレンジ。トータル・オレンジのドレスの連続でした。  オレンジといっても鮮やかな炎の赤から白茶けたものまで様々。それは炭火が変化していく色を思わせ、素材もこれまでよりややしっかりした感覚のものが多くなり、化合繊ばかりではなく、天然素材のコットンのものも見られます。
 
Cimg82501 Cimg82481jpg  写真は、プリントのコットンサテンのドレスとスエットドレスです。ショーの後、数点がこのように作品展示されました。
 
 オレンジ色は、元気なエネルギーと温かさを感じさせる色です。不安と期待が入り混じる今の世相にもっとも求められる色なのではないかと思います。
 またこのたった一つの色彩で、バリエーションに富んだデザインのドレスコレクションを創作するデザイナーの力量にも感銘させられました。

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2013年10月18日 (金)

2014年春夏「DRESSEDUNDRESSED」DHLデザイナーアワード受賞

 今、開催中のメルセデス・ベンツ・ファッションウィークで、15日、第5回DHLデザイナーアワード受賞式が行われ、DRESSEDUNDRESSEDを手掛けるデザイナー、北澤武志氏、佐藤絵美子氏に、アワードが贈られました。Cimg82081
 北澤氏は、「グローバルに活動できるように頑張ります」と力強く挨拶され、直前に実施されたコレクションについても語られました。

 テーマは“STARLINGS(むく鳥)”で、「一羽一羽の鳥は愛らしくても、ヒッチコックの映画“鳥”のように、群れると恐怖。人の群れも同じで、集団になると脅威を感じます」と、この感覚を服に落とし込んだとのこと。
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  黒や白にブルーは空の色、アブストラクトなプリントは渋谷のスクランブル交差点を俯瞰した写真をヒントにしたといいます。
 
 メンズが主役ですが、スタイリングは男女両用に着こなせるシンプルなものが多く、男性服にもスカートやミニ丈のパンツがバリエーション豊かにデザインされています。

 エッジのきいたカッコいいコレクションでした。
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2013年10月17日 (木)

2014年春夏「ソマルタ」和の美意識を未来へつなぐ“メタファー”

 ソマルタの2014年春夏コレクションは、“メタファー”がテーマ。ブランドを手掛けるデザイナー廣川玉枝さんは、今シーズン、「日本の伝統を未来へつなげることがデザイナーの役割」と、和装の美意識を採り入れたコレクションを発表しました。

 きもの打合せや帯締めのようなベルト、揺れる袖などがきものの構造を思わせ、微妙なニュアンスの重ねは、十二単の襲(かさね)色目のよう。和の要素は、エレガントな洗練の極みに昇華され、一つ一つすべてが美しく、うっとり魅せられました。
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 現代的なビルを縁どる竹の庭をサイドに、さっそうと現れるモデルたち。そこには過去と現代を融合させ、未来へのかけ橋になりたい、というデザイナーの思いが込められているようでした。
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2013年10月16日 (水)

“継続”をテーマに進化する「米沢織物展」

   米沢繊維協議会主催「米沢テキスタイルコレクション2014AW」が、10日~11日、東京・南青山で開催されました。

Cimg80421_3   今シーズンのテーマは“継続”で、常に進化し、変わり続ける米沢織の歩みを、パネル展示されていて、興味深かったです。



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 とくに惹かれたのは、青文テキスタイルの天然/合繊複合織物や新作ジャージーです。その注目の素材をご紹介します。

 
Cimg80221_2  透けるチュールにパイルジャカードニット。
 
 ふんわりと温かなケバがやさしいジオメトリカルなデザインが新鮮です。コットン55/ウール45。


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 幾何柄ジャカード織。            ポリエステル88/綿12
 綿68/ポリエステル32   

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2013年10月15日 (火)

日本綿業振興会賞は手仕事をモダンに仕上げた作品に

Cimg81421jpg  第51回全国ファッションデザインコンテスト(杉野学園主催)が、12日、東京・目黒の杉野ホールで開催され、今年も企業賞の審査員として参加させていただき、最終審査に臨んだ48点の中から、日本綿業振興会賞を愛知県出身の林しほさんに授与しました。
 
 林さんは、手芸が趣味という家庭の雰囲気もあり、手作りが大好きな愛知文化服装専門学校の2年生。
 作品も細かな手仕事を上手に活かした、モダンなワンピースです。一見スポーティで着やすいリアルクローズですが、重ね合わせたテキスタイルは、平織りの経糸と緯糸を抜きとり、それを絡めてまつり上げ、下地にとめるという、手の込んだ技法でつくられています。本来はスクェアな形が、様々な多角形になり、遠目からは円や楕円が連なっているように見え、動くたびに揺れ動く模様はオプティカルで、バザルリの錯視画を思わせます。
 また襟や袖口、ウエスト部分などに使われているのは、ブルゾンなどによく使われるリブニットですが、これも手作りで、ミシン糸を5本取りして撚り、家庭用編機で編んだものだそう。
 
__  手の温もりを感じさせる凝った布を丁寧につくり、それを今風に仕上げているところを評価させていただきました。
 
 写真は、林さんよりお送りいただいたもの。審査会での写真ではなく、林さんのお友達をモデルに撮影された一枚です。

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2013年10月14日 (月)

2014年春夏「ヒロコ コシノ」“光と影の物語”をテーマに

 「ヒロコ コシノ」の2014年春夏ファッションショーが、11日、東京・恵比寿で開催され、アーティストでもあるデザイナー、小篠弘子さんの、モダンアートの美意識に彩られた美しい世界にしばし浸りました。
 
 テーマは、“光と影の物語”。光は輝くほどに、影は暗くなります。そのコントラストが紡ぎ出す物語を、大都会のビルの窓のような四角形をライトモチーフにして、表現されています。目にまぶしいプリントから冷たく輝く光りへ、白一色へ、さらに小粋な黒へ、というように。
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 見応えのある、見事に完成されたコレクションに嵐のような拍手が沸き起こりました。

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2013年10月13日 (日)

2014春夏「ユマコシノ」の“ミニマル・バルティック”

 ファッションデザイナーの小篠ゆまさんが手がける「ユマコシノ」が、10日、2014年春夏コレクションを発表しました。テーマは“ミニマル・バルティック”で、バルト海の北の海や森に潜んでいそうな妖精のようなイメージを、グラフィカルにモダンなタッチで表現されています。明るい光沢のあるパステルカラーのレイヤードスタイルが、春らしく感じられました。
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Cimg81091  ツィード柄を転写したレースや、モアレ調箔にサテンを組み合わせたドレスでフィナーレ。

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2013年10月12日 (土)

MFU第10回ベストデビュタント賞ファッション部門賞

Cimg80711_3  日本メンズファッション協会(MFU)のベストデビュタント賞発表会が、10日、ラフォーレミュージアム原宿で行われました。これまではベストドレッサー賞との同時開催でしたが、今年は10周年の記念の年とあって、これからはこのように独立したかたちで実施されるといいます。

 ベストデビュタント賞は、今年目覚ましい活躍をし、今後も多くの人々に支持されて、影響力を発揮すると期待される人に贈られる賞です。最初に発表されたのは、ファッション部門賞で、受賞したのは、ファッションデザイナーの江角泰俊さんでした。

Cimg80561  東京コレクションでは毎回、シャープなカットの美しさで存在感を発揮されていますし、今年は島精機のオリジナルブランドのデザイナーに起用されるなど、活躍ぶりが目立っていました。受賞理由は、「断トツで完成度が高い。世界一のポテンシャリティがあるデザイナー」とのことで、ご本人も「世界を目指して頑張りたい」と喜びの言葉を発していました。
 
 早くも大物の風格を感じさせる江角さん、クールジャパンの風に乗って、世界に羽ばたいていって欲しいと思います。
 
 なおこの他、空間・インテリアデザイン部門から建築家の前田圭介さん、映像・グラフィック・アート部門からアーティストの笹田靖人さん、音楽部門からアーティストの浮気者さんが、それぞれ受賞されました。

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2013年10月11日 (金)

資生堂ヘア・メーキャップのシミュレーション体験が人気

   資生堂銀座ビルのオープニング記念展「Japan Original Beauty(ジャパン オリジナル ビューティー)」で、最終日の9日、若い男女の大行列ができていました。

Cimg79861jpg_2  何事かと思いましたら、ヘア・メーキャップをシミュレーションできる、「リアルタイムメーキャップシミュレーター『JAPAN ORIGINAL BEAUTY & YOU』」が設置されていて、本展でコラボした漫画「ジョジョの奇妙な冒険」に登場するキャラクターの独創的なヘア・メーキャップを疑似体験できるからなのです。

 私も挑戦してみました。金髪のツンツンヘアにびっくり。小さなボックスの前に立っただけで、こんなにも変身するとは。それが簡単にシミュレーションできてしまうのが不思議です。

 ITの進化は、いよいよこんなに身近なところまで来ている、本当にすごい! と思ったことでした。

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2013年10月10日 (木)

「マイ ユニクロ」で自分好みにデコレーション

 ユニクロでは、この9月末から、新しいカスタマイズサービス「マイ ユニクロMY UNIQLO」をスタートさせています。といっても銀座店とビックロ新宿店と池袋東武店の3店舗のみですが、その一つ、銀座店に行ってきました。Cimg80071jpg_2
   ここでは丈や幅つめのお直しはもとより、好きなボタンに付け替えたり、テープやブレード、レースを気に入ったところに縫いつけたり、ラインストーンをあしらったり、スタッズをアレンジして取り付けたりなど、専門スタッフが、自分好みのデコレーションをしてくれます。プレーンなシャツも、襟元にきらきら光るものをちょっと付ければ、今風になったりして、楽しそうです。デコレーション部材も約170種、取り揃えられているとか。
 
Cimg80011  写真はパールビーズを取り付ける位置に、小さな丸いシールを貼っているところ。
 
 加工料金は890円~で、最短10分から、長くても1週間でできあがるとのことです。注文がたくさん入っている様子で、忙しそうでした。
 
 ユニクロがこのようなサービスを始めるとは、いよいよ本当の意味で個性を楽しむ時代になった、と感じます。手芸が得意でなくても、こんなに手軽に自分らしいイメージをつくれるようになったのですから。他店舗でも、このサービスが広がることを、期待しています。

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2013年10月 9日 (水)

儚く妖しいファッションの秘境「絶命展」

Zetsumei_web 「絶命展」~ファッションの秘境~が、東京・渋谷のパルコミュージアムで14日まで、開催されています。先日、このオープニングレセプションに行ってきました。

 ものすごい熱気の中で、生身のモデルがマネキンと一緒にディプレーされている様子は、妖しい美しさを放っていて衝撃が走りました。こんなにも生々しく「ぞくっ」としたのは、おそらく初めてです。

 本展をプロデュースしたのは、東コレで大人気のファッションデザイナーで、新進気鋭の山縣良和(writtenafterwards)さんと坂部三樹郎(mikio sakabe)さんです。「絶命」と名付けたのは、死が、創造の始まりだからとか。確かにファッションは、泡沫のように儚く消えてはまた生まれ出るものです。それは生きているもののように、時を刻みながら、流れ動いていきます。「輪廻(りんね)転生」を繰り返していると、いってもいいのかもしれません。

 会期中は内容が、何度か変化するそうで、体験しにまた行ってみようと思っています。これはファッションの本質に迫る、類例のないユニークな展覧会、日本の若者たちの底力のようなものを感じます。 
 
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 坂部三樹郎さんの森の妖精をイメージさせる作品。


 



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 柳亜里さんが初めて手がけたというブランド「Alicorn(アリコーン)」のコレクション。ご自身のファンタジックな絵を背景に。 

 

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2013年10月 8日 (火)

デニムとニットのリクチュール展

 古着や端切れ、残布などを使い、オリジナルな服を創作する、リクチュール(Recouture)の活動が活発です。リペアやリフォーム、リメイクの手法をふんだんに用いて制作されたデニムとニットの合同展が、14日まで東京・渋谷で開かれています。
 
 とくにデニムは着るほどに味が出る素材なので、リクチュールにはぴったり。生地づくりの工程で廃棄されてきた“デニムの耳”を利用したアイテムも、販売されています。デニムはもう捨てるところのないエコ素材です。
 
Cimg79791  ここで見られるように、ニットと組み合わせるのも、思いがけなく斬新です。高品質で知られる佐藤繊維のニットに、デニムメーカーのカイハラのデニムをあしらったニットウェア。

 
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 “デニムの耳”を岩手で裂織りした  米国製ジーンズの古布の
という織地を使ったバッグ。   タイポグラフィを利用したトートバッグ。                                       
                          スワンプジーンズ。                           

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2013年10月 7日 (月)

大阪・泉州の繊維素材展:テーマは「日本で創る」

 大阪府南部に位置する泉州の繊維素材展、「テキスタイル・ファッション・コンシェルジュ」が、先週、大阪繊維産地活性化ネットワーク協議会主催により、東京・北青山で開催されました。泉州は、昔から繊維産地として名高い地域で、原料の生産から商品の製造まで、様々な企業が揃っています。

 
 第2回目を迎える今回は、「日本で創る~2013繊維イノベーション~」をテーマに、高い技術力を武器にした企業・団体33社が参加しました。

 
 とくにコットン関連で目立ったブースをご紹介します。

 
大正紡績
 世界中から集めたオーガニックコットンの原綿のサンプルと、1kgの糸に必要な綿の量を展示していて、目を惹きつけられました。奥の棚にはボタニカルダイ(植物染め)の様々な色合いの糸も置かれています。Cimg792411

Cimg79171jpg1  写真左のロングストールは、肌ざわりがしなやかで、さらさらと心地いい、透けるボイル地。120番手単糸使いで、希少なアルティメイトピマ綿とのこと。

 老舗高級ブランドでも、5年前から扱われている商品だそうで、ボタニカルダイによるカラーバリエーションも増えて、人気が広がっている様子です。


○橘織物
Cimg79321  綿の高機能素材、保温性のある温かい「ウインターコットン」や、接触冷感の「プラスクール」製品を、東海染工とのコラボで提案。合繊でしか得ることのできなかった綿100%のストレッチ性やイージーケアも実現されているとのことで、ナチュラル性と機能性を兼ね備えたコットンに注目です。

辰巳織布
Cimg79411  経糸の長短複合織物、「フィルコット」を大きく打ち出しています。表は綿、裏はポリエステル(その逆もあり)で、両者のよさを採り入れた二重織ダブルフェイスの高密度織物は、しなやかで滑らか。洗練されたエレガントな雰囲気が魅力です。

ブレッシング
Cimg79461  100%コットンなのに、肌にまとわりつかず、縦にも横にも、また斜めにもよく伸びる超極細ニット「ビヨン・コットンBEYOND COTTON」を開発。その繊細で、発色の美しいニット製品をディスプレーしていました。日本アトピー協会推薦品マーク承認証も受けているとのことで、泉州には、すばらしい技術を持つメーカーがあると、驚かされました。

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2013年10月 6日 (日)

2014春夏「マツシタ」展 エレガントなクチュールニット

 ニットのデザイナー、松下陽子さんが、ご自身が手がける「マツシタMATSUSHITA」ブランドの下げ札を刷新し、1-4日、東京・銀座で、2014春夏展示会を開きました。

Cimg79531  軽やかでエレガントなニットアンサンブルやジャケット、スカート、パンツなどの新作は、クチュールらしい感覚です。シルクやラメなどのファンシーな高級糸が使われていて、手仕事の技も駆使され、シャネルを思わせます。
 飽きのこないシンプルなデザインは、今風なシルエットが美しく、一着あれば重宝すると思いました。
 
Cimg79491  写真は、今期、パリのPVプリュリエルの一つ、服飾資材・付属品の見本市「モッダモン展」に出展したSHINDOのブースで展示されたニットドレスで、松下さんが同展のトレンドテーマに則って、デザイン制作されたものです。スカート部分だけでも10種類ものテープやコードなど、SHINDOの製品が使用されているそうで、すべて手編みで、途方もない日数をかけて仕上げられたとか。
 すばらしい出来栄えに驚嘆しました。「大変だったけれど、やってみてよかった!」という、松下さんに、エールを送ります。

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2013年10月 5日 (土)

岡嶋多紀展「布のかたち、糸のかたち」

 オリジナルな木綿の裂織「たき織」で知られる、アーティストの岡嶋多紀さんが、木綿和紙を開発され、この9月、東京・六本木で「布のかたち、糸のかたち」~ふたつの素材、木綿と和紙~、と題した展覧会を開催されました。
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 今回はとくに「和紙を着ること」をテーマに、紙衣を制作されたとのことで、会場内には、たくさんの衣服が、デザインも様々にディスプレーされていました。

Cimg78021_2 伝統の細川紙に彩りを添える茶綿を漉きこんで、もみ紙にした和紙は、織物にも皮革にもない独特の風合いで、幽玄な趣を漂わせています。

 
 茶綿は、岡嶋さんゆかりの佐渡で栽培され収穫されたものだそうです。
 
Cimg779011  写真は、細川紙に、柿渋と墨で絞り染めを施した紙衣。裏は木綿地。

  なお、同展は現在、「細川紙による紙衣展」と名称を変えて、埼玉伝統工芸館で、10月27日まで、開かれています。

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2013年10月 4日 (金)

匠の技を披露する「コダワリノヌノ展」

 今期も独自の生地開発にこだわる「コダワリノヌノ展」が、先月末、東京・南青山で開かれ、10府県11社が参加して、その匠の技を披露しました。
 
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 今回はとくに、「バングロ」という慈竹の開繊糸と綿の混紡糸を使った布地サンプルが、会場正面にディスプレーされていて、印象的でした。

 
 出展各社から数社をピックアップし、注目の素材をお伝えします。

 
高橋織物
 ハーフスラブローンは、逆スラブで綿の100番手双糸使いの繊細な生地。プリント下地としても新しい表情が演出できる。しなやかなウール/綿は天然ストレッチで、幅広く用いられそう。
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ハーフスラブローン             ナチュラルストレッチツイル 
インクジェットプリント               ウール55/綿45
綿95/リネン5

○新居企画
 インクジェットプリントを手掛ける同社の、新しいテーマは「自然をきりとる」。今回は、バッグ用帆布へのプリントを中心に提案。
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井脇織物
 特徴のある様々な表情のスウェットニットの、裏毛や裏パイルを開発している注目企業。
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 表側は綿、裏アクリルシャギー   綿100% ロングパイル、グレー杢    
                  

○ワン・エニ―
Cimg78681 茶綿オーガニックコットン使いのチノを中心に、19世紀英国の乗馬パンツを基に制作したという高密度コーデュロイの打ち出しも好評。



島田製織
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 播州織産地の中で、綿の100番手単糸使い先染め織物を手掛ける同社は、今回、ファクトリーブランドのハツトキhatsutokiを発表。パネルボーダーのブラウスや玉虫調シャンプレーの二重織りストールなどが人気を集めている。
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2013年10月 3日 (木)

「テキスタイルネット」2014年春夏素材展

 アパレルウエブの生地・服飾資材の卸販売・問屋サイト「テキスタイルネット」の2014年春夏素材展が、先月末、東京・原宿で開催されました。同サイトに出展している企業を中心に34社が参加し、商談スペースとともにプリントや加工の体験・実演コーナーも設けられ、多くの関係者でにぎわっていました。
 
 主な来春夏の傾向を、コットン素材を中心にピックアップします。

○表面感
Cimg78331_2   サッカーやシャーリングで、凹凸のある表面効果をつけたものが好評。

 桑村繊維で人気の綿/テンセルのシャーリング。ストレッチ性もある。

○高級感
 しなやかな薄地の綿のシャツ地が、女性服にも注目されています。高級細番手糸使いで絹のような光沢があり、気持ちのいい感触が魅力です。
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桑村繊維                  三政テキスタイル
ギザ綿100%ギンガム              綿100%ローン
100番手双糸使い。       120番手双糸使い、軽やかでしなやか。

○プリント
 様々な用途に綿プリントか進出しています。とくに柄パンツ向けやバッグなどの雑貨向けに、シンプルな幾何学柄やアフリカンバティック柄が関心を集めているとのこと。少し中肉の綿キャンバスやツイル地のプリントです。
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伊吹                       コレクト
白地に明快なチェックや大胆   パンツ用のアフリカン柄プリント。
なストライプをプリント。

○インディゴ染め
 デニムは先染めですが、そのヴィンテージ効果を後染めのインディゴ染めで手掛けている小島染織工業が初出展。同社は武州藍染めのメーカーとして知られ、排水処理に問題のない環境にやさしい硫化染を開発。この硫化染にインディゴ染めをプラスすることにより生まれた、新しいエイジング効果のある素材を打ち出しています。
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2013年10月 2日 (水)

PVエクスポフィル展 高機能素材が焦点に

 プルミエール・ヴィジョン(PV)プリュリエル傘下のファイバーと糸の展示会、エクスポフィルには、日本企業3社が出展。各社お得意の高機能、かつ風合いのよい素材が披露され、欧州でも機能肌着やスポーツウェア市場が活気づいていることもあって、なかなか盛況でした。Sk1_9759_image_lecteur_video_mode

 初出展の東洋紡は、日本エクスラン工業の機能性アクリル、吸湿発熱繊維の「エクス」と超極細繊維「極衣(ごくい)」を発表し、マーケットの感触をつかんだ様子。

Cimg7674mitsubishi1_2 三菱レイヨン(写真 左)は、インナー向けの抗ビリング・マイクロアクリルの「ミヤビ」、アウター向けの発熱機能素材「コアブリッド・サーモキャッチ」の二本柱が好調。

 村田機械は、今シーズン、ポリエステルの「ボルテックスVORTEX」製品の打ち出しを前面に。コットンはひとまず定着したとの観点があった模様。

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2013年10月 1日 (火)

2014/15秋冬インディゴ展のファッショントレンド

 インディゴINDIGO展は、プルミエールヴィジョン(PV)プリュリエルの6つの見本市の中の一つで、テキスタイルデザインの展示会です。今シーズンは、PVとの相乗効果もあり、前年比5%増の202社が出展し、14.820名が来場したといいます。

 テキスタイルデザインが見せる色や柄は、ファッション商品の決め手になるだけに、インディゴ展が発信するトレンド情報は、ファッションデザイナーや企画関係者にとって非常に重要なものです。

_ksp5626_1_image_lecteur_video  トレンドフォーラムでは、同展のコンセプト「ダイナミズム&クリエーション」を担う新しいイメージとして、未来感覚な気球や歯車、機械のオブジェなどをモチーフにしたメカニカルなインスタレーションを見せていました。

 来場者には、トレンドをあしらった大きなポスター状の印刷物を配布していましたので、これを簡単にご紹介します。(画像 クリックで拡大)
 
1 1. インダストリアル・ハンドクラフトあるいはローテクの独創性
○点描の演出
○新しいタイポグラフィ(活字)



5 2. ウエーブ・メカニック
○波打つしなやかなライン
○液体のイメージ




4 3. 洗練された亡骸あるいはシュールレアリストの集まり
○異なる要素を集めてつくるファンタスティックなストーリー
○奇妙な組み合わせやコラージュ


3 4. 高感度なライン
○アウトラインを入れたり、トレースしたり、情緒たっぷりに
○ランダムなコンビネーションや偶然のハプニング



2 5. 高まる装飾やマルチカラー
○他を圧倒し拡大するもの
○カラフルなエピソードやフェイクな繰り返し

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