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2013年9月

2013年9月30日 (月)

PV 2014/15秋冬キーワード 「ダブル」、「3D」、「光沢感」

 プルミエール・ヴィジョン(PV)でアワード<9/21付けブログ参照>を受賞した素材は、今シーズンのトレンドを代表していると思われます。そのキーワードは、「ダブル」、「3D」、「光沢感」。小松精練のグランプリは、ダブルのサンドイッチ素材で、ハンドル賞もネオプレンとのボンディング。イマジネーション賞は、まさに3Dレースであり、イノベーション賞は美しい光沢のシルクサテンの二重織でした。

 
 出展されていた日本企業を取材し、人気素材を指摘していただいたところ、この3つのキーワードにあてはまるものが多いと感じています。そのいくつかをご紹介しましょう。

「ダブル」― 両面使えて、厚み感も魅力
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 絡み合うメッシュ調のチュールレースとタフタのボンディング。少し厚みがついてもしなやかで軽い、と人気ナンバーワン。(宇仁繊維) 


Cimg7704fukui1_2 ダブルトリコットにカムフラージュ柄のプリント。しっかりした布帛感覚のニットで、裏面を表にして仕立てたジャケットも展示。裏側の方がシックと、好評。(福井経編興業)


「3D」― 凹凸感、立体感

3d_cimg7677tsuboyoshi1jpg_3Cimg7662takisada1_ja_3


 石畳みのようなファンシーな   リズミカルなジオメトリックジャカード。
ふくれジャカード織。(坪由織物)      (瀧定名古屋)

 
「光沢感」― 高級感のある上品な光り
Cimg7715debsj1pgCimg7589coto1jpg


 玉虫のような美しいサテンの     アルパカのつややかな長い
 光沢が人気。(デビス)        毛足に注目。(瀧定C.O.T.O.)
 

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2013年9月29日 (日)

シロバナヒガンバナに想う

 いつしかヒガンバナの季節になりました。いつもよく行く支所の庭に、白い花のヒガンバナ(彼岸花)が咲いているのを見かけて、パチリ。天上の花というにふさわしい気品があります。Imgp01481_2  
 ヒガンバナは、仏教では「白くやわらかな花」のことだそう。梵語(ぼんご)で曼珠沙華(マンジュシャゲ)ともいい、見る人を悪から離れさせる力があるといいます。毒があるのですが、その毒成分の一部はアルツハイマー病の治療薬として利用されているとか。毒をもって毒を制す、ですね。
 この白が、赤と黄の交配により生み出されたというのも、不思議です。謎めいた魅力に、天界の力を感じます。

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2013年9月28日 (土)

PV 2014/15秋冬テキスタイルのファッションポイント

144  プルミエール・ヴィジョン(PV)では、2014/15秋冬向けテキスタイルを未来志向で素材感を楽しむシーズンとし、ファッションポイントを、次の3つのストーリーで提案しています。

 いずれも構築的、彫刻的、建築的なシルエットで、なおかつ、着心地のよさにこだわったスタイリングを意識させる素材です。
 そのキーワードを紹介しましょう。

1) MANUPULATING 素材のボリュームを生かしながら操作する
3
 3Dプリンターの登場など革命的な技術と感性の組み合わせ。職人の技と最先端技術の
融合、またストリートアートなど、アートの一点ものと量産の結合が焦点に。

○ボリュームのある丸み
○しなやかな3Dテクスチャー
○ファンタジックなファー
○体に負荷のないソフトな重み
○ざっくりとしたメランジ効果
○実験的な加工で驚きの変質感

2) STRUCTURING軽快なラインで構築する
11
 建築物からの影響を感じさせるテーマ。しっかりとした骨組みのある、流れるような柔軟な素材へのアプローチ。インパクトの強い、しかも上品なイメージのカラーや装飾。

○濃厚な液体のような落ち感
○温かく肌触りのよいスエット
○張りのある繊細さ
○ジオメトリーと反復パターン
○ダークな光沢
○ポイント使いのモチーフ

3) TRANSITIONボリュームからラインへの移行
12_2
 1)と2)の二つの流れが移行する間に位置するストーリーで、重要なコンセプトがダブル。二つの相反するもの同士の繋がりに注目。


○二重構造と二律背反、たとえばシックなタウンウェアとアスレティックスポーツウェア、ニットと布帛のミックスなどが広がり、服はますます楽しくなる。
○ぼかしと陰影

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2013年9月27日 (金)

PV 9月展結果速報:来場者大幅増で欧州経済回復か?

 プルミエール・ヴィジョン(PV)プリュリエルのプレス担当から、今期(9月17日~19日)の結果速報が届きました。

_ksp2809_image_lecteur_video  これによるとPVとエクスポフィルの来場者数は、52,804名で、前年同期比14%増という驚くべき数字です。出展企業も774社で前年と比べ4%増。
 PVプリュリエル傘下の6つの見本市も全体で62,932名が来訪し、3.6%の増加。出展社総数は1,950社でした。

 とくにPVでは、74%がフランス以外の国々からの来場で、中でもヨーロッパは15%も増えています。大きく伸びたのは南欧で、イタリアが41%増、スペインでも16%増、ポルトガルからは27%増。またイギリスは14%増、ベルギーは12.5%増、デンマークは21%増。2期続けて落ち込んでいたドイツも1.5%増。これでようやくヨーロッパが舞台の前面へと見事に返り咲いたのではと、経済回復への期待が高まっているようです。
 
 さらに米国は16%増、日本2%増、韓国も8%増。中国は何と21%増と大幅増加で、より高品質を求めるマーケットの広がりをうかがわせます。なお為替が下落したブラジルは8%減というように、減速した国もあり、経済活動の影響を反映する数字が表れていることが、興味深いところでしょう。
 
 ユーロ危機などで大揺れに揺れた業界でしたが、これでようやくトンネルを抜け出し、前進したと受け止めることができそうです。

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2013年9月26日 (木)

PV 2014/15秋冬カラー:ダ―クな濃色に注目

_ksp3727_1_image_lecteur_video  パリのプルミエールヴィジョン(PV)では、ル・フォーラムで2014/15秋冬カラーが展示され、連日多くの来場者がメモを片手に訪れました。

 全体に気分を高揚させるような活気に満ちた色合いになっています。
 今シーズン、カーペットや壁色など、会場を彩るカラーで目立っていたのは、パープル系でしたが、とくに重要とされたのは、濃いダ―クな色調です。ほとんど黒といってもいい、色味のついたカラードブラックに注目が集まりました。
 またカラーレンジの中央に鏡をイメージさせる銀紙のシルバーが配せられているのも特徴で、カラーミックスなど、素材との親密な関連を意識させる、質感のある色が選ばれています。

 写真下は類似カラーを取出し、つくったもので、左は、内部から力強さが湧き上がってくるような深みのあるダーク、真ん中は、明るいカラーグループで、ふくよかで生き生きとしたカラー、上から5番目がミラー光沢のシルバー(it's meの名称)。右は、組み合わせられることの多い、エネルギーのある強い色調です。 1_2  このところずっと色彩のシーズンが続いていますが、PVトレンドセミナーでも、「色疲れ」の心配はまったくない、ときっぱり。カラーの発信力に衰えはなく、差別化のポイントとして、色を使う傾向は今後も継続するとみられています。

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2013年9月25日 (水)

PV 2014/15秋冬のファッションイメージ

 パリのプルミエールヴィジョン(PV)が発表するファッション情報は、シーズン毎のテキスタイル企画に大きなヒントを与えてくれます。中でもその全体像を表象しているのが、シーズンのイメージヴィジュアルです。

Premiere_vision_fw14152__press_pict  2014/15秋冬のイメージヴィジュアルは、鏡に反射する「逆さまの木」がライトモチーフになっています。水平線に浮かぶ大平原の一本の木が上下反転した形で映り込む、木の影のある景観が描かれています。

 モード委員長のパスカリーヌ・ヴィルヘルム氏は、これについて「現実の風景とその反射が映し出す虚像、つまりイマジネーションの世界を並べて見せることで、二重性を象徴している」。また、虹(?) のような形の輪は、ボリュームと構造を工夫することで、しなやかな線や分厚い丸みを浮かび上がらせる素材が焦点になることを表現しているといいます。
 
 テクノロジーと手仕事の技、ナチュラルとアーティフィシャルという大きな二つの流れの融合、また華やかさと控えめ、ニュートラルとファンタジーなど相反する要素を大胆に並立させる傾向、ダブルフェイスなど、様々なダブル素材の重要性など、新しいシーズンのエスプリを感じさせるイメージヴィジュアルに注目です。

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2013年9月24日 (火)

PVの新たなテーマ:クリエーションに責任はあるのか?

 今回、PVでは、これからのテーマとして、テキスタイル産業における「社会的責任」という新しい問題を浮かび上がらせました。 
 これは、数年前からファッション製品に求められるようになった新しい価値です。テキスタイルのクリエーションは、革新性、創造性に加えて、今や、社会に対する責任をも要請される時代になっているのです。

Cimg7493pvround_conferrence1  この大きなうねりを受けて、PVは、前回の「環境への責任」に続いて、「責任あるクリエーションRESPONSIBLE CREATION」と題したパネルディスカッションを開催しました。
 司会を務めたのは、ジャーナリストでインターネットフォーラム主催者でもあるマイケル・ディ氏。グッチやマックスマーラのバイヤー、エコやグリーン、エシカルのプログラムディレクターら6名のパネリストが参加して、「クリエーションに責任はあるのか?」が議論されました。
 
 その主な内容は次の通りです。
 「ファッションにサステイナブルな考えがゆっくりと、しかし確実に浸透し始めている。この動きは、いずれマスになる。-----消費者の関心は、商品がどのようにしてつくられたのか、に向かっているが、それを突き止めることは大変困難。とはいえ何らかの認証システムが必要なのではないか」。
 
 課題は次の機会に持ち越されましたが、持続可能な社会を目指すことが、競争を生き抜く大きな利点になることを示唆するディスカッションでした。ファッションは今まさに転換点に来ていることを気づかされます。
 PVの時代を見る目、次回も注目されます。

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2013年9月23日 (月)

PVでイエール国際フェスティバルのグランプリ受賞作品展

 この4月末に開催された新人クリエイターの登竜門、イエール国際フェスティバルで、プルミエールヴィジョン(PV)審査員グランプリを受賞したフィンランドのファッションデザイナー、サトゥ・マアラネンSatu Maaranenさんの作品が、PV会場で展示されました。
 
Cimg749p1v  コレクションのテーマは、「風景の中の服Garment in Landscape」で、自然と衣服、ファッションと風景の関係を追求したコレクション。ランド・アートの擬態や、1960年代のオートクチュールの丸みのあるボリューム・シルエットが発想源とのことで、素材はパリッとしたコットンが中心です。
 
 自然を連想させる抽象画をバックに服を配置した、ユニークなディスプレーは、まさにファッションとアートの融合です。北欧の人らしい、大胆な色使いにも感銘しました。
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2013年9月22日 (日)

PV会場構成見直しでスタイル・フォーカス”好評!

 パリのプルミエールヴィジョン(PV)は、今期、会場構成が大幅に見直されました。これまでのジェネラルフォーラムが、“ル・フォーラム”に改称され、テキスタイルと映像を組み合わせたインパクトのある空間演出になっていたり、製品用途別の二つのフォーラム、“トップス&シャツ”や“アウター&オーバー”が新設されたり、また専門フォーラムとしてフォーマル分野に目を向けた“イブニングフォーカス”や、技術革新に着目する“テックフォーカス”、ニット開発素材を紹介する“ニットウェアフォーカス”が設けられていたり。

Www_fd1_1241_1_image_lecteur_vide_2  またもう一つ、とくにバイヤーに好評だったのが、新たに誕生した“スタイル・フォーカス”。これは、ファッション性とデザインやスタイルに焦点を当てた素材のフォーラムで、ファッショナブルなシーズンシルエットに見合ったテキスタイルやカラーが厳選され、展示されています。
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 PVモード委員長のパスカリーヌ・ヴィルヘルムさんは、“スタイル・フォーカス”について「ここ数年、ファストファッションのブランドが台頭し、モノづくりのペースが早まっています。このスペースは、これまで以上に早期にオリジナル商品を求めるマーケットのニーズに応えるためのもの」といいます。バイヤーからは、「一度に数シーズンの仕事をしていることもあり、次へのヒントがここでやっと見つかった」と、喜ぶ声も聞かれました。
 
 今回の再編は、全体にファッション情報がよりユーザーに寄り添った形で提供できるように改革されていることが大きな特徴です。PVのフィリップ・パスケ会長も記者会見で、「レイアウトの変更は、バイヤーはもとより出展者からも肯定的に受けとめられた」と、安堵した様子でした。

 PVは今年で創設40年を迎えるといいます。この間、常に他の追随を許さないテキスタイル見本市であり続けているのは、時代の要請に合わせて自己変革を絶えず行っているからだと、“スタイル・フォーカス”を見て、改めて納得したことでした。

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2013年9月21日 (土)

PVアワードで日本初のグランプリ受賞

 パリのプルミエール・ヴィジョン・プリュリエルPremiere Vision Plluriel(PV)で、最終日、第5回PVアワードの発表があり、日本企業がまたしても受賞、それも初のグランプリの栄誉に輝きました。その企業とは小松精錬、世界に冠たる先端ファブリックメーカーです。前回はパスし、今回は満を持して出品し、賞を狙っていたそうです。Cimg76401jpg

Cimg76321  会場は喜びの渦に湧き上がりました。何しろグランプリは、抜きんでて優れた今シーズンのテキスタイルに与えられる最高賞の審査委員大賞です。これまでずっとライバル、イタリア勢に奪われてきました。クオリティについて、日本のテキスタイルはハード面では評価が高くても、ソフト面が弱いとされてきましたから、この受賞はその定評を覆す快挙となりました。
 写真上の一番左が、審査委員長、ベルルッティBerlutiのアーティスティック・ディレクター、アレッサンドロ・サルトーリAlessandro Sartoriです。「とてもすばらしい、ファンタスティック!」と担当者を祝福。
 
1  受賞作は、二枚のナイロンプリント地に、ポリウレタン樹脂のスポンジを挟み込んだファブリックです。
 デザインされたのは、テキスタイルデザイナーの梶原加奈子さん(写真右 中央)。数年前から、同社のインクジェットプリント「モナリザ」を手掛けています。
 
Cimg7648award1jpg  表側にネップツィードチェック、裏側にヘリンボンという英国伝統の織物柄を「モナリザ」プリントで表現したシックなナイロンタフタの間に、何と8 mmもの厚みのある、鮮やかなカラーのスポンジをサンドイッチ。まさにハイテク綿入れとでも呼べそうな生地です。大胆で美しいカラーコーデイネイトと、スポンジと布の特殊接着による、ふかふかとした弾力性のある軽いしなやかな風合いが、他にない魅力を放っています。最新技術と旧きよきものの融合によるファンタジーが高評価されたようです。
 
Cimg76211  この他、ハンドル賞に、ルイジ・コロンボLuigi Colombo(イタリア)の、やわらかな毛足の裏にネオプレンのボンディング素材。



 
Cimg76241jpg  イマジネーション賞に、H.O.H. Hofenrhecht Stickereien (オーストリア)の、車のタイヤの廃材をリサイクルしたという、ごつい感じのカットワーク・レース。


 
Cimg76281jpg  さらにイノベーション賞は、インセタInseta (イタリア)の、シルクのダブルフェイスに授与されました。

  

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2013年9月20日 (金)

PVで小松精錬が蜷川実花とファンタジスタ歌磨呂とコラボ

Cimg7474komatsu1_3   パリのプルミエールヴィジョンPremiere Vision(PV) 初日、小松精錬のブース内で、ド派手なプリントが発表されました。
  それは、クールジャパンの一環「ジャパンクリエイターズテキスタイル」第一弾として、同社がアーティストと協業し、開発した「モナリザ」インクジェットプリントです。

Cimg74631_2 Cimg7458pv_komatsu1jpg_3  アーティストは二人で、一人は映画監督で写真家の蜷川実花と、もう一人はアートディレクターでイラストレーターのファンタジスタ歌磨呂です。
 いずれもカラフルなプリントファッションに身を包んで来場。あでやかな色彩美で、視線を釘づけにしていました。

 翌日のPVデイリーニュースでは、二人の写真が大きく取り上げられ、話題を呼んでいました。

Cimg74771jpg  蜷川実花のデザインは、桜や菊の花など、花をモチーフにした日本の自然を感じさせる写真プリントです。


 
Cimg74701  ファンタジスタ歌磨呂は、Jポップな楽しいデジタルプリントが中心。
 
 なお、これらのプリント地を使って、「ビューティフルピープル」や「GVGV」、「ケイタマルヤマ」ら日本のデザイナーブランドが制作した服や雑貨が、伊勢丹新宿店で2週間の期間限定で販売されます。ファンタジスタ歌磨呂が10月16日から、蜷川実花が12月4日からとのこと。

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2013年9月18日 (水)

TEXPRINT 2013で日本の新しい星がボディ賞受賞

 パリのプルミエール・ヴィジョンプリュリエルを構成するテキスタイルデザインのインディゴ INDIGO展で、今日、TEXPRINT 2013の特別賞を発表する式典が催され、日本人デザイナーの高村千紗 Kazusa TakamuraさんがボディBODY賞を受賞されました。

Cimg7567takasmura1_2  TEXPRINTは、英国の大学でテキスタイルデザインを学ぶ最も優秀な学生を認定する、毎年恒例のプログラムです。この7月に200名以上の候補者の中から、プリント/織物/ニット/ミックスメディアの各分野別に最終選考の24名が選出され、インディゴ INDIGO展では今回も、認定者に販促ブースが設けられて、この中からボディ賞、スペース賞、パターン賞、カラー賞の各賞が授与されました。
 
 左の写真右は、審査委員長のマウリッツオ・ガランテ、イタリアの著名なクチュリエです。真ん中が高村さん。
 
1_2  高村さんは、横浜市出身で高校卒業後ロンドンのチェルシー・カレッジ・オブ・アートに留学され、今年卒業されたばかりの若きテキスタイルデザイナー。デジタルプリントにスクリーンプリントをのせた大胆で深みのある美しい構図のデザインが評価されました。発想は、いつも見知らぬ土地への旅からだそう。作品は、トルコのイスタンブールでの思い出の写真がヒントといいます。風景柄を生かした一枚の布をまとう感覚も、エレガントで大人びた印象です。
 
 ボディ賞は、ファッションのための優れたテキスタイルデザインを表彰する賞ということもあり、元々、舞台衣装のデザインを志していた高村さんにとって、この賞の受賞は喜びもひとしおといった様子でした。
 日本のテキスタイルデザイン業界に、また一人、新しい星が誕生。今後の活躍が期待されます。

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2013年9月17日 (火)

パリの「ヴォーグ・ファッションズ・ナイト・アウト」

 今夜は、「ヴォーグ・ファッションズ・ナイト・アウトVogue Fashion Night Out (略してFNO)」とあって、パリの目抜き通り、フォーブル・サントノーレ通りは、小雨の中、いつもより着飾った人でいっぱいでした。Cimg7518fno1  
 これはアメリカ本拠のファッション誌ヴォーグが主催する世界最大級のナイト・ショッピング・イベントで、今年で5回目を迎えます。最高級ブティックが軒を連ねるこの通りは、雨にもかかわらず、モデルが外に出て記念撮影していたり、お店ではシャンパンを用意して出迎えてくれたり、そこに普段はお目にかかれないセレブがいたり----。Cimg7513fno1

 でも東京での大賑わいのFNOと比べると、こちらはちょっとクラスが違うというか、気取った感じがします。おしゃれしていかないと入れないような、そんな感じです。誰もが気軽に高級品に触れられる日本は、やっぱり民主的でいいですね。

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2013年9月16日 (月)

ヨーロッパ文化遺産の日にエリゼ宮見学

 この週末はヨーロッパ文化遺産の日という特別な日で、歴史的建造物などが一般公開されます。そこで前日の雨が嘘のように晴れ渡った日曜日、一度は見学したいと思っていたフランス大統領官邸、エリゼ宮へ行ってきました。大行列を覚悟して行ったのですが、1時間足らずで思いのほか早く入場できました。
 
Cimg7160elysee1  広大な庭の先に美しい宮殿が見えてきます。







Cimg7162elysee1  ポンパドゥール伯爵夫人やナポレオンが所有するなど、数々の歴史の舞台となったエリゼ宮は、1722年、建築家モレにより建てられたといいます。

 
Cimg71671  日本の松の木のような鉢植えがシンボルの美しい庭園。





 
Cimg71781  「ナポレオン3世の図書室」。


 
  
Cimg71921  晩餐会などが行われる大広間。ゴージャスなテーブルセッティングに目を奪われます。

Cimg72061  閣議が行われるサロン・ミュラ。







Cimg72101  ポンパドゥール伯爵夫人の客間、サロン・ポンパドゥール。


 
Cimg72261  大統領の執務室。オランド大統領には会えませんでしたが、ビデオの中で挨拶されていました。

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2013年9月15日 (日)

「CLUB TO CATWALK展」蘇る80年代ロンドンクラブシー

Theclothsummersummit1001_2  ロンドンで見逃せないのが、ヴィクトリア&アルバートミュージアムの特別展です。今秋は、80年代ロンドンのクラブシーンを思い出させるファッションの展覧会「CLUB TO CATWALK展」が開催されていました。

 展示されているのは、約85のコーディネート。当時、若かりしデザイナーたち、ベッティ・ジャクソンやキャサリン・ハムネット、ウエンディ・ダグワーシー、ジョン・ガリアーノらの、大胆でエキサイティング、パンキッシュな作品が、薄暗がりの中でスポットライトを浴びています。その光景は、まさにクラブそのもの。熱狂が伝わってくるかのようです。80年代といえば、人体に対して、あの手この手と手法を変え、あらゆる人工的な手を加えて変形させ、実験的ともいえるシェイプを創作した時代だったことがわかります。Cimg70001va_3

 今春夏パリコレでも、ジャンポール・ゴルチェらが、この80年代風を復活させていました。マドンナやマイケル・ジャクソンを喚起させるようなスタイルも、また出てくるのではないでしょうか。
 ファッションはらせん形を描くように繰り返すもの。閉塞感を打破したい、そんな気持のあらわれが、実にパワフルだった80年代を見直させているのかもしれません。

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2013年9月14日 (土)

ミラノウニカ盛況のうちに閉幕

 閉幕したばかりの第17回ミラノウニカ。その結果報告が早くも届きました。それによると、今回の来場者は、21,600人で、前年の9月展よりも6.55%増。そのうち全体の35%は外国人で、14%増、イタリア人も3%増えたとのことで、盛況ぶりが伝えられています。
 
 日本人は全体に少なかったような気がしていたのですが、4%増とのこと。前年同期比で増加した割合の多い国を順に挙げていくと、英国69%増、ベルギー31%増、アメリカ28%増、ロシア26%増、スウェーデン25%増、韓国22%増、フランス21%増、中国14%増で、韓国人や中国人が増えています。実際どこへ行っても彼らは多くて、勢いがあると感じます。
 
 これまで、とくに今年前半低迷していたイタリアのテキスタイル業界ですが、これではずみがついたようです。
 明るさをとり戻しつつあるヨーロッパ経済に、ひとまず安堵といったところでしょう。

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2013年9月13日 (金)

ミラノウニカ2014-15秋冬は二つのトレンドテーマで

 2014-15秋冬のミラノウニカ(MU)のトレンドエリアは、大きく二つのテーマ、「Aristocratic Trait貴族的タッチ」と「Barbarian Charm未開の魅力」で構成されました。

 ディレクション・コンセプトは、「美は世界を救う」です。これはドストエフスキーの小説「白痴」の主人公が語る言葉の一節で、MUスタイル委員会のアンジェロ・ウズレンギ氏によれば、現代人の美への欲求がこれまで以上に切実なものとなっていることから、このフレーズで、方向性を指し示すことにしたといいます。

 様々な美意識がある中で、美的世界を二つに分け、1,500点にも上るシーズン素材を表現したMU。トレンドは見やすくわかりやすいと好評の様子。ビデオコーナーもいつも人でいっぱいでした。

Aristocratic_trait_003  「貴族的タッチ」“透明感” “ビロードの柔らかさ” “エッセンシャル” “騎士道物語” “雪”。
 ロイヤルブルーを基調に。



Barbarian_charm_002_2   「未開の魅力」“ルーラル” “金属加工” “カオス” “アグレッシブ” “暗がり”。
 ラスト(赤褐色)を基調に。

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2013年9月12日 (木)

ミラノウニカでファッションショーの夕べ

 ミラノウニカ初日の夕べ、第5回「ON STAGE」が、開催されました。「ON STAGE」はヨーロッパ最高峰のテキスタイルとすぐれた気鋭のデザイナーたちとの交流を目的として生まれたイベントで、ファッションショーでコレクションが発表されます。

Cimg613911  参加デザイナーは、ウィメンズウェアで、J.Js.リー(韓国)、イザ・アルフェン(イタリア)、オズワルド・ヘルガソン(ドイツ/アイスランド)、メンズウェアでフロム・ブリテン(オーストラリア)、ティルマン・ローターバック(ドイツ)、ヤン・リン(中国)の6人のデザイナーとスペシャルゲストデザイナーとしてアンドレア・ポンピリオ。日本人デザイナーがいなくて残念!
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 中でも光っていたのがオズワルド・ヘルガソン(写真右)。大胆な色柄使いのアートなデザインで、個性を際立たせていました。





 
Cimg61311  今回は「ウール・キャンペーン」のオープニングを兼ねていたこともあって、冒頭に、持続可能性を守るウールを推奨するイギリスのチャールズ皇太子のビデオメッセージが流されました。大画面に大写しの皇太子が現れて、ちょっとぎょっぎょっです。
Cimg0227milanstreet01  会場となったのは、ミラノの代名詞とも言われるガッレリーア・ヴィットリオ・エマヌエーレ。その入り口付近には、羊の小牧場までつくられていて、これにもびっくりしました。

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2013年9月11日 (水)

未来に向けてミラノウニカ開幕

 2014~15年秋冬シーズンのテキスタイルを紹介するイタリアのテキスタイル見本市、第17回ミラノウニカ(MU)の取材で、ミラノに来ています。

 今回は、10~12日までの開催で、これまでと同様の規模です。出展企業は432社で、そのうちの76社はヨーロッパ諸国からの参加。この数字は、前年の9月展に比べ若干減少したものの、今年2月展に比較すると増加していて、にぎわいを取り戻しているといった感じです。
 
 初日のオープニングセレモニーもいつものように盛大に行われ、MU会長のシルヴィオ・アルビーニ氏の挨拶に続き、来賓がスピーチを行い、その一人にミッソーニのアートディレクター、アンジェラ・ミッソーニの姿もありました。Inaugurazione_011_2

 スビーチは、全体に出展社を勇気づける内容でした。MU会長が「経済環境は厳しさを増し、楽観できない状況であることは確かだが、2013年第2四半期のデータから、好転の兆しが読み取れるようになってきた。貿易収支でテキスタイル部門が果たす役割はますます大きく、来月、上海で開催されるミラノウニカへの出展社も、6社増えて130社なった。メイド・イン・イタリーテキスタイルの誇りをもって危機に立ち向かおう」と、熱弁をふるわれていたのが、印象的。未来に向けた強いメッセージでした。

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2013年9月10日 (火)

ルイ・ヴィトン「Timeless Muses(時を超えたミューズたち)展」

 東京ステーションホテルで開催中のルイ・ヴィトン「Timeless Muses(時を超えたミューズたち)展」に行ってきました。
 
Cimg60581  ミューズとは芸術家の創作意欲を刺激するローマ神話の女神のこと。本展は、ルイ・ヴィトンにインスピレーションを与えてきた女性たちが主人公です。すなわちフランス皇后ウジェニー・ド・モンティジョ、シャルロット・ペリアン、フランソワーズ・サガン、カトリーヌ・ドヌーヴ、ケイト・モス、ソフィア・コッポラの6人のセレブリティ。

 まず会場入り口で、特製アイマスクが手渡されます。仮面舞踏会?のようなデザインのマスクで、これをつけて空白のフレームを覗くと、美しいミューズの画像が現れます。ミューズと個人的にインターラクティブな体験ができる仕組みになっているのです。
 今回のこの企画は日本発信とのことで、こんなところにも日本の最新デジタル技術が導入されているのでしょう。さすがモードの最先端を行くルイ・ヴィトンと感じ入りました。

Cimg6025_1  写真撮影が可能だったのは、一番奥のシャルロット・ペリアンのコーナー(写真上)です。彼女がデザインした当時革新的とされた家具、つまり色や各パーツが互換できる家具が展示されています。
 2014年向けルイ・ヴィトンのコレクションは、彼女へのオマージュを捧げるものだったのですね。ルイ・ヴィトンは、彼女の最高傑作とされる「水の家」のインテリアをヒントに、互換性のあるアイテムのワードローブを展開しています。
 
 ルイ・ヴィトンのミューズの魅力を再発見する貴重な展覧会。開催は9月23日までです。

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2013年9月 9日 (月)

第11回グッドエイジャー賞発表・授賞式

 MFU日本メンズファッション協会主催による第11回グッドエイジャー賞の発表・授賞式の招待状をいただき、6日、東京・高輪のホテルに行ってきました。

 グッドエイジャー賞は、いつまでもカッコいい素敵な大人でいて欲しいという願いを込めて、豊かで魅力あふれる人生を送っている有名人に贈られる賞で、2003年にスタートした「グッドエイジング運動」も、今年で11回目を迎えます。

 受賞されたのは、女優の東ちづる、シンガーソングライターの渡辺真知子、漫談家の綾小路きみまろ、華道家の假屋崎 省吾、そして特別賞に冒険家・プロスキーヤーの三浦雄一郎の各氏。三浦雄一郎氏は、10年前にも受賞していることから、今回は特別賞とのこと。

 トークでは、女優業の傍ら、「Get in touch」の理事長としても活動されている東ちづるさんの「“まぜこぜ社会”をつくりたい」に共感しました。老いも若きもみんな一緒に、違いを認め合いたいものです。
 綾小路きみまろ氏も、お馴染みの毒舌漫談を披露され、ずっと笑いっぱなしでした。
 そして最後を締めた渡辺真知子さんの「かもめが翔んだ日」の熱唱には大感動。さすがの迫力で、本当にすばらしかった! すっかり楽しませていただきました。Cimg60561jpg

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2013年9月 8日 (日)

「IBUKI」“MADE IN JAPAN へのこだわり”をブランド化

 第3回セコリ・ギャラリーSecori Galleryで、“MADE IN JAPAN へのこだわり”と題したシンポジウムが、このほど東京・台東デザイナーズビレッジで開催され、日本製にこだわった新メンズファッションブランド「IBUKIイブキ」発信の紹介がありました。
 
Cimg59771  シンポジウムには、松屋常務執行役員MD戦略室長太田伸之氏、第一織物社長吉岡隆治氏、SOMA DESIGNの森 崇氏が登壇。まず「IBUKI」起ち上げのきっかけについて、素材など諸々を担当された吉岡社長が語られました。それは太田伸之氏が仕掛けた今春の銀座ファッションウィークで、北陸の合繊がテーマになったことからだったそう。太田氏に背中を押されて、新進気鋭のファッションデザイナー、MOLFICを手掛ける森 崇氏と組み、プロジェクトがスタートしたといいます。
 
 モンクレなど世界の最高級ブランドが愛用する、高密度ポリエステル・ストレッチで他の追随を許さない、日本有数のメーカー、第一織物。輸出が7割を占めるという中で、吉岡社長は、「IBUKI」に向けて、とくに肌触りを考慮したキュプラ混のプライアンテックスと呼ばれる素材を新開発されたといいます。実際手に触れさせていただいて、そのなめらかでしなやかな風合いに驚嘆させられました。ポリウレタンを使わないで、ウインドプルーフとストレッチの相反する機能を共存させることは、なかなか困難な技術です。その苦心のほどを話されました。
 
Cimg59761  ブランドコンセプトは、“大人のアウター”です。デザイナー、森 崇氏によるデザインは、メンズでなくても着用したくなるようなスタイリッシュな感覚。価格はコートでも10万円以下になるように、抑えてあるとのことで、この10月から大手百貨店やセレクトショップで販売されます。
 
 ファクトリーブランドとデザイナーブランドの良さを併せ持つ「IBUKIイブキ」。繊維産地も“やればできる”という、すばらしい成功例になりそうです。

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2013年9月 7日 (土)

2014春夏サポートサーフェス「靡く(なびく)」をテーマに

 2014年春夏東京コレクションのトップを切って、デザイナーの研壁宣男が手掛けるブランド、サポートサーフェスのランウェイショーが、5日、行われました。
 
 場所は東京・六本木にあるザ・リッツ・カールトン東京のホワイエで、大きな窓から明るい陽射しが差し込み、ピアノの調べが流れる心地よい空間でした。
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Cimg60421jpg  「靡く(なびく)- floating」をテーマに、「やわらかく、やさしく、さりげなく、ときをきざむ…」というように、水面をわたる風で揺れ動くようなシルエットがたくさん登場します。
 素材もふんわりとしたやわらかな感触のものや舞うように軽い透けるものが、これまで以上に多くなり、高級感のあるエレガントなイメージがますます高まった印象です。招待状にも使われていた水彩画のような花のプリントのドレスも、大変美しくて心に焼き付いています。

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2013年9月 6日 (金)

ホームファッションが明るくカラフルに

 今回開催されたギフトショーで、目に付いたのはホームファッションに見るカラーの渦。タオルやシーツ、カバリング、キッチンやテーブルクロスといったホームユースのアイテムで、カラーが一新され、ネオンのように明るい色やカラフルで楽しい柄がこれまで以上に増えています。中でもとくに目立ったブースをご紹介します

藤高
 タオル産地の今治で常に業界をリードし続けているメーカー。今シーズンとくに目新しく感じられたのが、光と自然を感じさせる北欧調のタオルで、一つは、フィンランドから届いたブランド「HELMi nordic line」。部屋の中が明るくなるようなカラフルさとおとぎ話に見る愛らしいモチーフが魅力。そしてもう一つはスウェーデン在住のアーティスト、カミーラ・ルンドステンとコラボした「Camilla L」。インテリアやアパレルを意識したアートワークと柔らかい吸水性にこだわったタオルが特徴。Cimg60031

丸栄タオル 
 「ミッフィーmiffy」とのコラボを発表して2シーズン目になる今治タオルメーカー。ミッフィーはオランダの画家、ディック・プルーナが描くうさぎのキャラクターで、“大人かわいいクール・ミッフィ”をテーマに、ふわふわと肌に優しい、吸水性のよいタオルを提案している。Cimg60101

音部 テックスビジョンミカワ開催委員会
 三河木綿が美しい日本の色をのせてモダンに大変身しているのにびっくり! 伝統の織物の技でつくられたシャンタン地のシーツやカバリング、ベッドパッドなどの寝装品が注目されます。Cimg60071jpg

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2013年9月 5日 (木)

ギフトショー「タビシニア」に注目

 第76回ギフトショー(昨日から6日まで、東京ビッグサイトで開催)で、アクティブシニアに的を絞った初のイベントとして、シニア向け旅行用品を展示する「タビシニア」コーナーが新設され、注目を集めています。
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Cimg59791jpg  今や旅(タビ)は、シニア世代がもっとも費用をかけたいと思っている費目です。そこで私も関係しているシニアマーケットの研究機関、SUDI湘南くらしのUD商品研究室も、パネル展示をする(写真 左)など、このイベントに協力しています。
 
 ここではシニアの旅を快適で楽しいものにする商材や、旅先での様々な活動や行動に便利で使いやすいグッズなど、出展企業から集められた約100点余りの商品が、所狭しにディプレーされています。いずれもシニアでなくても違和感のないユニバーサルデザインに配慮されたものばかり。
 たとえばおしゃれなレザーグッズやバッグ、靴、ペンダントルーペなどのアクセサリー雑貨、キッチン便利グッズ、スタイリッシュな文具、ヘルスケア用品、夜道を照らすLEDシャフト付き傘など---、来場者はまるで宝探しのように、アンケート用紙片手に行ったり来たり。用意したちらしも、たちまち減ってしまう、人気ぶりです。
 
 昨夏出版した「オヤノタメ商品ヒットの法則」でも述べている通り、「旅マーケットの主役はシニア」であることを実感させられました

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2013年9月 4日 (水)

豊島の2014春夏新機能素材

 長い歴史を誇る名古屋本拠の繊維商社、豊島が、このほど東京本社で2014春夏向け展示会を開催。服飾雑貨など、協業やコラボ企画が発表される中で、とくに新機能素材が打ち出され注目されました。

Cimg59091jpg  一つは、ユニチカの機能性繊維と豊島の紡績技術を駆使した高機能特殊複合紡績糸「エクセラー・クールEXCELLER COOL」。これは太陽光を遮蔽する涼しいポリエステル糸と肌触りのよいコットンやテンセルを配した丸編み素材。

Cimg59121  もう一つは「ムーブド・コットンMOVED COTTON」。コットンのやわらかさに独自の水分調整機能を持たせた新しい繊維で、これまで以上の快適性をもたらすという。


Cimg59141_3  また「オーガビッツorgabits」とリバティプリントとの協働も提案。
 「オーガビッツ」とは、オーガニックコットンを通して、みんなで少しずつ地球環境に貢献しようという想いから始まった、社会貢献プロジェクトで、同社がとくに注力しているコットン素材。アメリカの「テキスタイルエクスチェンジ」に加盟し、幅広い活動を行っている、

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2013年9月 3日 (火)

タックイン・ウエストでスカート復活

Cimg59461_2   この春夏来、目立ち始めたタックイン・ウエストが、この秋からいよいよ本格的に広がりそう。この動きに合せてスカートが、パンツに代わって大きく復活しています。

 タックイン・ウエストとは、シャツやブラウスの裾をボトムの中にタックインしウエストラインをマークする着方です。かつて服はいつもタックインで着用したものでした。このきちんとした感じに見える装いが、戻ってきているのです。
 
Cimg59481_2  これまでずっとローライズで、腰ではくボトムスばかりでしたから、ハイライズになって、タックイン・ウエストで着こなすのは、大変新鮮です。過去を知る者にとっては、待ち遠しくもあった懐かしいスタイルといえましょう。
 
 これはメンズも同様で、ポロシャツなどにしてもインに着る方がカッコいいとされるようになってきています。
 
 ファッションに今、少し改まったムードが来ているようです。これも社会の保守化へのあらわれでしょうか。

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2013年9月 2日 (月)

秋一番もスニーカー!

この夏のスニーカーブームは、秋になっても収まりそうにありません。

 東京ストリートファッションを毎週取材されている日本ファッション協会ファッション情報センターによれば、ローテク・スニーカーが空前のブームなのだそう。これは、ハイテク・スニーカーに対して登場してきた、各メーカーの定番スニーカーで、シンプルな形なので、どんな服にも合わせやすい。その断トツのトップがコンバース、次にナイキ、バンズの順とか。

Cimg57591  とくに今夏は、マキシスカートにスニーカーの組み合わせ(写真 左)が流行りました。ロマンティックな雰囲気にスポーティなスニーカーをミスマッチさせるファッションです。これは引き続き今秋冬のトレンドになる、とみられています。
 
 数あるスニーカーの中で、とくに女子に大人気なのが、インヒールスニーカーです。ショートブーツ感覚のものが多く、3~9cmくらいのヒールが組み込まれているので、脚が長く見え、美脚効果が増すとあって、一度はくとやみつきになるといいます。
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 写真は、ABCマートでこの秋売れ筋のインヒールスニーカー。ホーキンス・スポーツのスエード製のもので、ヒールの高さは7.5 cm。

 秋一番も、やっぱりはきやすいスニーカーが最高のようです。

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2013年9月 1日 (日)

福井利佐「LIFE―SIZED」生命の実像を焙りだす白い切り絵

 白い空間に浮かび上がる白い画像は切り絵。とはいえ実にリアルで、生命の実像を焙りだすようなグラフィックです。というと、ちょっと不気味ですけれど、そんな衝撃的な切り絵を創作するアーティスト、福井利佐さんの個展が、今東京・銀座のポーラミュージアムアネックスで開かれています。

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 既に小説の挿絵などに使われるなどして、引っ張りだこの福井利佐さん。今回の「LIFE―SIZED(実物大)」をテーマにした展示は、誰もが圧倒されるのではないでしょうか。
 
 透明アクリル板にはさまれた切り絵は、表から見ると白一色、裏からは鮮やかな色彩におおわれ、平面なのに奥行きがあって立体的に見えます。
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Cimg59291jpg_2  シワ一本もゆるがせにせず、克明に切り込まれ、人体解剖図か何かのよう。でも鋭く抽象化された形は洗練されて美しい。床に映る影の形までアートです。

 
 従来の切り絵とは一線を画す切り絵作家に拍手! 開催8日までです。

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