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2013年8月 3日 (土)

ライフスタイル業態の求められる背景と本質

 ライフスタイルイノベーター(文化生活支援業)を経営理念に掲げるジュングループの代表取締役社長、佐々木進氏が「ライフスタイル業態の求められる背景と本質」をテーマに、JFW-IFFで講演されました。
 その注目のライフスタイルビジネスとは何かを、簡潔にまとめてみましょう。
 
 ライフスタイルがファッションビジネスに注目される背景として、一つは欧米型の成熟社会に入り、価値観が所有から使用へ変化したことがある。モノを持つだけではなく、モノが生活にどのように影響するかが重要になり、欧米風の質のよい生活、たとえば平日は都市で週末は郊外で過ごすダブルライフへの憧れも強まっている。
 二つにはリアル店舗の役割が変化していること。これにはネット通販の台頭とオーバーストアの二つの要因がある。実際ここ10年でアパレルの市場規模は1兆円減少したが、売り場面積は30%増えた。リアル店舗はモノを売るだけではなく、体験や発見の場所というプラスαの価値が必要になっている。
 
 これからのMDに求められるキーワードは、次の三つ、①ライフスタイル、生活そのものを提案する。②コラボレーション、異業種との協業が新しい価値を生む。③クラフトマンシップ、手工芸や歴史文化が大きな財産になる。
 そしてライフスタイルショップの本質は、スタイルである、といい、スタイルのある価値観を表現することが重要という。たとえばサーフやゴルフといったスポーツライフ、あるいはミュージックやアートライフ、またカリスマの生き方や価値観、さらにエコロジーへの視点に立つライフスタイルなど。モノにモノ以上の価値を与えるのがスタイルだと語る。
 
 マーケティングの対象となる人々も、今や、服飾に限らず食や建築、映画など、様々な分野に精通している。主役はいわゆるカルチャークリエイティブクラスと呼ばれる大人市場、しかも大人だからといって変に大人を意識しない、若者志向の人々が多い。
 こうした人々を相手に「ビオトープBIOTOP」や「メゾンキツネMaison KITSUNE」、「サタデーズサーフニューヨークSATURDAYS SURF NY」、「ボンジュールレコードbonjour records」を展開、つい最近も新感覚のウエディングブランド「ザ・サリーThe SURREY」を立ち上げるなどライフスタイルショップビジネスを成功させ、ビジネスを拡大しているジュングループ。

 写真は東京・白金プラチナストーリートにある緑の館、ビオトープ。アクネやステラ・マッカートニーなど、人気ブランドのコレクションがラインナップされている、アーバンリゾートを演出するショップ。 
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 最後に未来への考え方として「情熱と理性の両立」を挙げ、「理性からは何も生まれない、情熱が理性の上にある」ことをモットーに、仕事に取り組む姿勢を明らかに。
 今後、どのようなライフスタイル業態を提案されるのか、楽しみに見ています。

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