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2013年8月 7日 (水)

「カラーハンティング展」色からはじめるデザイン

 21_21デザインサイトで開催中の「カラーハンティング展」を見に行ってきました。

 「カラーハンティング」とは、実際に存在する事物の色を観察し、その色と同じ色を絵の具で紙片に写し取る手法。「色をハントする」は、つまり色を採取すること、色を取る、採る、撮る、録る-----ことで、本展ディレクターの藤原大氏によれば、カメラも当然使っているそうです。但しあくまでも補助的に、です。というのもカメラのレンズはメーカーにより異なっていて各々特徴があるからで、このような違いにコントロールされないように、自分の主観を第一に、目で見たままの色を絵の具で出しているといいます。 
 
 色からはじめるデザイン、というように、本展では、ハンティングした色により導き出される創造の世界を、全19のプロジェクトで紹介しています。そのいくつかをピックアップしましょう。
 
 雪深い信州・霧ヶ峰で、採取した色を使ってつくったお雛様。
Cimg53811_5Cimg53831jpg_5    
 ライオンシューズ: 靴はアフリカのセレンゲティ国立公園のライオンの色。赤いテーブルはマサイ族の大地の色。赤いテーブルの上をライオンシューズが走る。シューズは天井のリモコンで動かされている。Cimg53101jpg_2
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Cimg539211_4  スカイダイアリー: 365日分の朝の空の色を採取したもの。


 


Cimg53341jpg   世界色遺産NO1 朱鷺: 41点の羽根は、佐渡でハンティングした朱鷺色。次世代に残したい色。


 
Cimg53941   いにしえの色 国家珍宝帳: これは正倉院におさめられている聖武天皇の遺愛の品のリストで、ここに記されている染織品から、緋や紫など20色の色の再現を試みたもの。


Cimg53931jpg_2  みずいろハンカチ: 日本各地の49種類の水を使って、同条件のもとでハンカチを染めたもの。青の色が異なるのは、染める際に使った水が違うから。ハンカチの色はそれぞれのローカルカラーを示している。

 カラーユニバーサルデザイン: 色覚異常の人は20人に1人というからかなり多い。タブレットを使って、色カードがどのように見えるかを体験する。見えている世界が、一つではないことに気づかされる。右は、これを説明する藤原大氏。
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Cimg53441jpg  動く色: 目盛りのない温度計にメモリ(記憶)を与える。温度計に触れると色のついた液体が動く。



 
Cimg54151  夏の音色: 江戸風鈴に付けられているのは、5色に染め分けたインディゴ染めと白の短冊。短冊が風を受け、音を生み出す。


Cimg53511  カラー・シューティング: 電気銃を放ち、壁に色を撃ち込んで、発色を楽しむゲーム

 
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  みんなが選んだ未来の色: 未来は何色? 来場者がたくさんのカラーシールの中から、未来の色を選んでパネルに貼るインスタレーションです。私は水色を選びました。後でわかったことですが、水色は、21_21デザインサイトのロゴの色でした。
  
  展覧会は10月6日まで開催されます。  

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