“旅”する婦人服ブランド 「ロジエ」
多くの調査結果で、お金をかけたいことの第一位は旅行です。それなのに、旅をするときに着たい服、持っていきたい服となると、なかなか出てこなくて、迷うことしばしば。
旅行着といっても、非日常的なイメージではなく、長い旅であれば実用的でコンパクトな汎用性のあるワードローブが求められます。そう思いながらJFW-IFFで見つけたのが、今回初出展していたインブリード社の「ロジエ ROSIER」というブランドです。
コンセプトは「旅するワードローブ」。少ない枚数でオンとオフのTPOをカバーし多様な着こなしができること、長時間シートに座っていても疲れにくく着心地がよいこと、ホテルでの洗濯などのケアがしやすいことなど、旅での移動に要求される要素をすべて考慮してデザインされているといいます。
カットソーが中心で、キーワードは、着心地、着回し、イージーケア。軽い、気持ちのいい質感の素材を使い、カラーや異素材のバランスのよい組み合わせが特徴。なので、様々なコーディネイトが楽しめます。
製品は洗い加工されたものが多く、縮みを気にせず、家庭で繰り返し洗えることもポイントとか。「服は、新品そのものよりも、日々の中でその服がその人なりに体に馴染んだものになったときが最上の状態」といいます。コレクションにどこかヴィンテージ感覚が漂うのは、このためでしょう。
今秋冬のテーマは「北欧」で、写真はブースでの展示風景です。ウールジャージーをワンウオッシュして縮ませた感じの素材がたくさん見られます。
また大人の女性、すなわち30代~40代女性をターゲットにした「リアルリュクス」のファッションショーにも参加。「アメリカ西海岸やハワイ」をテーマに、来春夏ものを発表し、大人のリゾートムードを演出していました。写真は、サテンとニット地を切り替えたドレス。
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