« 「シオンテック」“室町”テーマに“ボタニカルダイ”展 | トップページ | 変わる中川政七商店―「中川政七商店街」で日本再発見 »

2013年7月 5日 (金)

江戸期から続く紅屋 伊勢半本店「紅ミュージアム」

1_2  ボタニカルダイ、植物染めのシオンテック展示会で、とくに惹かれたのが紅の色でした。最高級の紅は、赤色とは正反対の緑色をした玉虫色の輝きを放つことを目の当たりにしたからです。

Cimg46951 東京・南青山に「紅ミュージアム」があることを知り、訪ねてみました。ここは文政8年(1825年)創業の紅を製造販売する紅屋、伊勢半本店にある、紅作りの「技」を伝えるためのミュージアムです。


Cimg46981jpg  紅色は、紅花の花弁に含まれる赤い色素のこと。しかし全体のわずか1%しかなく、残りの99%は黄色だそう。そうした希少な紅が、同店の「小町紅」です。
 原料は、山形県産の最上の紅花で、丹念に仕上げられた紅は、有田焼の器に刷られて、販売されています。水で溶くと瞬時に鮮やかな赤に変化し、水の分量や重ねる回数によって、淡紅から真紅まで、様々な色が楽しめます。リップスティックが入ってくる以前の口紅は、このような形のものだったのです。器はお猪口や小さな壺、平らな小皿型のものなど、いずれも美麗な佇まい。お値段は、8,500円(税抜き)~。

 今や、このような玉虫色に輝く紅をつくっているのは、日本全国この店のみということです。ミュージアムでは、女性の人生の節目に深く関わってきた紅の歴史と技が、入場無料で公開されています。場所も最先端のモード発信地ですし、ショッピングがてら、気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょう。

|

« 「シオンテック」“室町”テーマに“ボタニカルダイ”展 | トップページ | 変わる中川政七商店―「中川政七商店街」で日本再発見 »

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 江戸期から続く紅屋 伊勢半本店「紅ミュージアム」:

« 「シオンテック」“室町”テーマに“ボタニカルダイ”展 | トップページ | 変わる中川政七商店―「中川政七商店街」で日本再発見 »