3Dプリンターがいよいよスタート!
今、話題の3Dプリンターが、日本最大のファッション展示会「JFW インターナショナル・ファッション・フェア」に登場しました。 この夢のマシンを操るのは、第七創個のデジタルクリエイター集団「マッドスネイルMUDSNAIL」です。フルカラー石膏3Dプリンターを設置し、3Dスキャナーを備えて、残像が重なるボタンなどのファッションアイテムを制作する実演が行われ、従来では考えられないようなデザインが具現化できることを、アピールしました。
ブース内では、同社が手がけたアンリアレイジのコレクションや家具などが展示されました。 この段差をつけた什器は、時間の経過とともに動く、一瞬ごとの変化を、形として表現した作品。2012/13秋冬アンリアレイジの「TIME」をテーマにしたコレクションから。
2011/12秋冬コレクションで、とくに人気が高かったLOW PIXEL(低解像度)モチーフのパンプス。 2010/11秋冬のコレクションから、縦横比率を変形させたマネキン。「定規を変えない限り新しい洋服は生まれない」の思いが生んだ衝撃的な作品でした。
3Dプリンターは、デザインの可能性が広がる最新技術とあって、ファッションデザイナーの関心が高まっています。今年1月のパリ・オートクチュールコレクションでは、Iris Van Hopenというブランドが、3Dプリンターで作製したドレスを発表して、脚光を浴びました。
型が不要であることや、細かなデザイン変更に柔軟に対応できるといった点で、ファッション分野ではとくに3Dプリンターの利点が活かせるように思われます。
3Dプリンターの活用は今、始まったばかりです。今後ますます需要が増え、身近な存在になっていくことでしょう。
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