旅にも日々の暮らしにもルルルな気分の楽しいタオル
旅行用にはコンパクトに収まるものが一番。タオルとて同じことです。荷物に入れてもかさばらないタオルを、インテリアライフスタイル展で見つけました。
それが日繊商工の新しいタオルプロジェクト「ルルルワークス」の「FUTAE GAUZE&PILEフタエ ガーゼ&パイル」です。フタエ(二重)というように、なめらかな肌ざわりのガーゼとやわらかでやさしいパイルが二重に織られていて、通常のタオル糸より細い40番手単糸という糸が使われている、綿88/アクリル12混。
特徴は何と言ってもその薄さと、軽さ、それに乾きやすさです。ガーゼとパイルの二重織ですから、二つの肌触りが一度に味わえて、裏表で二色のカラーが楽しめます。無地だけではなく、「四葉のクローバー」や「青い鳥」、「流れ星」といったラッキーモチーフの柄タオルもラインナップされています。大きいバスタオルからハンドタオル、小さなハンカチタオルまで、サイズバリエーションも豊富。これなら旅でなくても、普段の暮らしがルルルっと楽しくなりそう。
とくに目新しいのが、箱型のパッケージデザインです。四角い箱なので、ブックエンド風に縦置きにして販売できます。タオルを本のようにディスプレーする、売り方のデザインも商品の魅力を高めています。
ルルルワークスのブースで日繊商工の俣野太一社長
ところでルルルワークスですが、これは日本全国の高い技術を持つ作り手たちと素材や製法、デザインにこだわった新しいタオルをつくって、紹介していく製販一体のブランディングプロジェクトのひとつです。
その第一弾が、今年3月にスタートした「FUTAE GAUZE&PILEフタエ ガーゼ&パイル」で、メーカーは大阪泉州のタオルメーカー、竹利タオル、販売はタオル専門商社の日繊商工、そしてデザインは、エイトブランディングデザインの西澤明洋氏。これはメーカー・商社・デザイナーの三位一体の取り組みが、功を奏した成功例といえるでしょう。
メーカーはいくら良いものをつくっても売るのは苦手です。そういう匠たちに焦点を当て、消費者に紹介するためには、モノづくりのストーリーを提案し伝えていくことがますます重要になってきます。
国産タオルの良さを、日本のみならず世界に向けて発信しようと意気込む「ルルルワークス」。第2弾も期待しています。
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