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2013年6月 2日 (日)

企画展「よそおう」“きもの”に込められたおしゃれ心を探る

 東京家政大学で開催された服飾文化学会の大会・総会の最終日、同大学博物館で行われていた企画展「よそおう」を見学しました。

_01  これは、江戸後期から昭和初期のきものを中心に、“きもの”のよそおいに込められたそれぞれの時代のおしゃれ心を探る展覧会でした。
 
 学芸員の方のお話しによると、テーマを「よそおう」とひら仮名で表記したのは、これを漢字にすると「装おう」は衣服、「粧おう」は化粧のみを表すことになるからだそうです。なるほど、ひら仮名にすれば、衣服だけではなく髪型、化粧、身だしなみのすべてを指し、それらを整える、美しく飾るという意味になります。
 
 本展では、櫛や簪、化粧道具、錦絵なども豊富に展示されていて、心に残りました。たとえば鏡ですが、柄のついた手鏡は江戸中期になってから登場し、この頃から結髪が盛んになって、髪飾りが充実してくるなど、当時の人々のおしゃれへのこだわりが感じられます。

 “きもの”の展示では、江戸中期の公家と武家、町家の女性の打掛けが比較展示されていて、興味深かったです。公家女性が好んだ白/赤の配色、武家女性の遠方から見た風景を写した優美なもの、町家女性の打掛けは、見た目は地味でも裏に華やかな友禅など、裏地に凝ったもの、というように、厳しい身分制度の中でおしゃれを楽しんだ女性たちの女心が伝わってくるようです。
 
 襦袢の仕立て方で、関東風と関西風があり、現在は襟のある関西仕立てが一般化していることや、明治期の着装は帯締めが必要ない締め方だったこと、しかも既に上衣と下衣に分かれた改良服がデザインされていたこと、帯は大正期になって派手なものが出てきたことなど、改めて“きもの”について学び直しました。
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 東京家政大学は、1881年、裁縫教師を養成するために創立された学校で、今年で132年になるといいます。当時の裁縫雛形コレクションなど、収蔵品は2万点以上にも上り、年2回、このような企画展を行っているそうです。
 
 なお、今回の企画展は18日まで、次回は10月17日から「イカットとバティック」展とのことで、こちらも楽しみです。

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