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2013年6月28日 (金)

日本茶の可能性を広げるフレーバーティ

 日本茶文化に新風を巻き起こすフランス人ソムリエ、ステファン・ダントン氏。このほど「フランス人だからこそ見つけた日本茶の魅力」と題した講演会が、東京・南青山で、日本ファッション協会うらら会主催により開催されました。
   
 ダントン氏はリヨン出身で、来日して20年になられるとか。緑茶との出会いは、お茶席での抹茶で、最初は苦くて飲みにくかったといいます。しかし日本ではいつでもどこでも日常茶飯事に無料のお茶が出されます。お茶を飲んだことのない人には、このお茶の良さがわからない。これを理解してもらうにはどうすればいいか。いつしかこの文化を世界に広めようと考えるようになります。
 そして気づいたのは、日本茶はワンパターンなこと。一本調子で楽しみ方が少ない。これでは本当にもったいない。そこでお茶を一つの食材としてとらえ、味だけではなく、ワインのような香りがあれば、もっとたくさんの人々を巻き込めると、フレーバーティを考案したといいます。
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 東京・吉祥寺に2005年、日本茶専門店「おちゃらか」をオープン。今では30種類以上ものフレーバーティがあるとか。メディアで取り上げられることも多く、若者からお年寄りまで賑わう店になっています。期間限定で旬の香りも採り入れていて、今月は紫陽花ティが人気だそう。紫陽花の葉は、かつては甘茶の原料だったことなど、お茶にまつわる様々な薀蓄も披露。さすがによく研究されているなと感心します。

 お茶の淹れ方も教えていただきました。それはお茶を水で水出しするだけ。常温で3時間くらい、冷蔵庫で1晩とも。お茶は賞味期限切れでも大丈夫だそう。そこに香りをつければ出来上がりです。
 おしゃれなアペリティフの作り方、たとえばラズベリーティは、シャンペン3分の1にお茶3分の2、それにラズベリーの香りを加えてつくります。また牛乳で煮出したほうじ茶にリンゴの皮、シナモン、それに生姜を少し入れた焼酎ティ、さらに沖縄で好評だったという、桜エビ入りの泡盛ティなど、様々な楽しいレシピも紹介。
 
 この日は、夏みかんとカシス、ベルガモットの3種類のフレーバーティを味わわせていただき、一同大満足。見た目は白ワインのようで、馥郁とした香りが漂い、大変美味しかったです。 
 
 日本茶の魅力を再発見した一夕でした。

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