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2013年4月 8日 (月)

「アーウィン・ブルーメンフェルド 美の秘密」展

 「赤十字を担おう」というタイトルの写真のポスターに惹かれて、東京都写真美術館で行われている「アーウィン・ブルーメンフェルド 美の秘密」を見てきました。

Erwinblumenfeldtokyometropolitanmus  アーウィン・ブルーメンフェルド(1897―1969年)は、「ヴォーグ」や「ハーパース・バザー」などのファッション誌で活躍した、20世紀を代表するファッション写真家です。
 この「赤十字を担おう」はアメリカ版「ヴォーグ」(1945年3月15日号)の表紙に使われた写真<左>ですが、これはもうファッション写真の領域を超えたアートそのものです。モデルは輪郭をぼかされて、背中の大きな赤十字はモデルの体を透過しています。当時シュールレアリズムに傾倒していたこともあったのでしょう。そのシュールな表現は、実に鮮烈な印象を与えます。

 その後の美しいポートレイトも単なる商業写真ではありません。「ヴォーグ」US (1953年5月号)表紙の写真<左下>や「ヴォーグ」US (1950年1月号) 「無垢の目」と題した作品<右下の写真>に、アートの要素が忍び込んでいるのがわかります。写真はアートではないとされていたこの時代に、何と先駆的だったことでしょう。後生のフォトグラファーに大きな影響を与えた、というのもうなずけます。
 0228_small_2 Erwinblumenfeld_04
 
Docu01051  驚かされるのは1930年代後半の暗い時代を感じさせるモノクロ写真のグループです。醜いヒットラーの肖像写真やちらしにある無題(1937年)<右の写真>など、ユダヤ系ドイツ人だった彼の反骨精神にも感銘させられました。

 展覧会は5月6日まで開催されます。

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