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2013年4月26日 (金)

2014春夏T・N JAPAN東京展~触感を考える~

 2014春夏向けテキスタイルネットワークジャパン、通称T・N JAPANが、この23~24日、東京・青山で開催され、各産地から個性あふれる有力メーカー18社が出展。デザイナーブランドの来場も多く、商談は活気に満ち、賑わっていました。
 今シーズンのテーマは「触感を考える」です。肌に触れ、身体に触れ、布目を通う空気に触れるといった、触り心地を重視して開発された素材提案が目立ちました。各メーカー注目の素材をご紹介します。(写真 クリックで拡大)

福田織物
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 「光透けるテキスタイル」をテーマに、スーピマ綿使いのしなやかな綿織物が中心ですが、今季は120番手や140番手といった超極細綿糸をスローなスピードで織ったふくらみ感のあるローンやリネン/ラミー混を発表。とくに赤やブルー、イエローといった色地が、高級原料だからこその自然な光沢感で美しく、人気を集めています。

古橋織布
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 今シーズン人気のコードレーンでフリル襟のドレスを展示。これは経糸に100番手単糸と太番手糸使い、緯糸に100番手単糸使いの綿100%とのこと。さらっとしたタッチが心地よい風合いです。

○HCN浜松コットンネットワーク
Cimg35901  遠州ネットは、様々なからみ織りを出品。写真は昔ながらの籠染めによるもので、微妙にほかした表情が美しい。綿97/ポリウレタン3。

Cimg35861  杉浦テキスタイルは、横段ストライプの楊柳が人気。今季は先シーズンよりもやや厚地が好評だそう。綿100%。

Cimg35821  二橋染工場で目を引くのは、注染。注染とは浴衣や手拭いに用いられている伝統的な型染めの一種で、多色使いや、自然なぼかし模様を染めることができる技法。郷愁を感じさせます。

渡辺パイル織物
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 今シーズンはずらりと並んだ純白のカットパイルシリーズの打ち出しが新鮮。パイルの密度やシャーリングに変化をつけた、様々なワッフルやチェッカーのデザインが高級感を引き出しています。

○播州の機屋(播州織工業組合)
Cimg35771   出展したのは遠孫織布で、一番人気は大きいパッチワーク風のコットンジャカード。4原色を切り替えたデザインは、コンピュータージャカード機を駆使してつくられています。手づくりの温もりが感じられるやさしい触感です。

細川毛織
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 綿/カシミア、綿/ウール、ナイロン/ウールなどの交織ものを中心に、二重織など多重組織の織物を提案。今シーズンはデニムっぽい見え方で、ふんわり感やしっとり感などを表現する多様な綾織を発表しています。

福井経編興業
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 スポーツブームを背景に、メッシュ・ダブルラッシェルが人気。これは色違いの二枚のトリコット編みを接結したもので、ハリがあって弾力性に富み、しかも非常に軽量で、ウェットスーツ地のような感触。写真はポリエステル38/ナイロン62のダブルフェイス。毎回PVに出展しラグジュアリーブランドに好評。紳士ジャケットを中心に広がりを見せています。

日装
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 多種多様なエンブロイダリー(刺繍)レースが美しい彩りを見せるブース。とくに目新しいのが「つなぎ刺繍」。これはカットした二枚の布を刺繍で丹念に継ぎ接ぎするテクニック。縫い代が出ないので、軽い仕上がり。布の厚さが同じもの同士なら、どのようにもできるそうで、デザインの幅がまたしても広がりました。

林キルティング
 キルティングやステッチ・刺繍といった二次加工を得意とするメーカーで、製品から生地に落とし込むのが仕事とあって、服飾提案型のビジネスを展開している、大変ユニークな会社。
Cimg36041 Cimg35991  今季も、クラッシュしたレーヨン地をテープ状にカットし、チュールレースの上に貼りつけたり、シルク楊柳に同じシルク地のコード刺繍をプラスしたり、またキルティングも小から大へ、ステッチをグラデーションさせたり、オリジナルなアイディアが満載でした。

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