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2013年2月 6日 (水)

ポール・スミス氏を迎えてミラノウニカ開幕

 今日から8日までの3日間、2014年春夏向けイタリアとヨーロッパのテキスタイルコレクションの精髄を発表する見本市、第16回ミラノウニカ(MU)が 開催されています。ここミラノは青空が広がりさほど寒くはありません。今朝早く到着し、すぐ同会場に入り、恒例のオープニングを取材しました。

 式典は特別ゲストとして、メイド・イン・イタリーのテキスタイルを愛してやまないというイギリスの人気デザイナーで実業家のポール・スミス氏を迎えて始まり、まずMU会長のシルヴィオ・アルビーニ氏が次のように挨拶されました。

 「今回は出展社が前年同期比23社減の417社となり、イタリアのテキスタイル産業の総売上高も、2012年、5.1%減少した。とはいえEU域外諸国への輸出額は、中国5.5%増、アメリカ6.8%増、日本18.3%増、ロシア12.4%増となり、テキスタイル産業の貿易収支の黒字額は25億5,000万円に増加している。これは歴代政府が我々業界の競争力を支えるいかなる措置を講じてこなかったにもかかわらず、私たちが収めることのできた業績だ」と述べ、ジョルジォ・アルマーニ氏の指摘を引用して「イタリアのファッション産業に手を差し伸べないことは“自殺行為”に等しい」と強調。
 さらに続けて「私たちがとくに目を向けなければならないのは新しい市場で、消費者はデジタル世代であり、購買力があり、品質や技術革新への関心も高い。実業家として私たちの企業を単なる製品の作り手からブランドの作り手へと進化させ、消費者にとっての価値を創出することを戦略の中心に据えるために、今日はポール・スミス氏からお話をうかがえる貴重な機会になる」と、スミス氏を紹介。

Opening_ceremony_002  左はポール・スミス氏、右はシルヴィオ・アルビーニ氏




 そのポール・スミス氏は、「考えるべき様々なこと」をテーマに、イタリアのテキスタイル業界に焦点を当てながら、世界のファッションビジネスの現況について、ご自身のイラストを駆使したユーモアに満ちたスピーチをされ、場内を沸かせていました。
 「感覚ではなくロジカルに考え、違いを創れ」、「イージーに陥るのではなく正しいことをやれ」、「ファッションとは今日と明日、100%あるか全くないかを考えること」などなど。とくに巨大コングロマリットが幅を利かせている現状を鑑みて、今後重要な鍵となるのは、“コラボレーション”と成功例を挙げて話されていたことが印象的でした。
 

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