春一番 オプティカルなプリントドレスが斬新
早くもブティックの店頭に、斬新なプリントのドレスが目立つようになりました。中でも目に付くのが、写真のようなオプティカルアートを思わせる大胆な柄行きのもの。
このオプティカルアートは、オプアートとも呼ばれ、幾何学図形を組み合わせて錯視の効果を与えるよう計算された抽象絵画です。今春夏のデザイナーコレクションでは、白×黒などのはっきりしたコントラストで描いたオプティカルプリントがたくさん登場しています。ルイヴィトンのコレクションなど、目がチカチカするような眩さです。
写真のドレスは、オプアートの創始者といわれるヴィクトル・ヴァザルリの絵画を連想させると同時に、草間彌生の水玉模様の連続のようでもあり、それらが一続きのボーダー柄になっていることも目新しい感じがします。何とトルコからの輸入品で、13,650円の値札がついていました。
プリント技術が進化して、今やリメイクやデフォルメ、また複雑な柄の組み合わせも、デジタルで簡単にできるようになっています。これからはますます、このような奇抜で洗練されたデザインのドレスが増えることでしょう。
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