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2013年1月24日 (木)

「コットンが好き」高峰秀子を振り返る

 高峰秀子を格別な存在として意識するようになったのは、1984年「コットンが好き」という本が出版されたときです。「二十四の瞳」以来ずっと憧れていた、あの大女優が何と「コットンが好き」をテーマに本を著し、私と同類!?なことがわかって、とてもうれしくなったことを覚えています。ちなみにこの本は大ベストセラーになって、2003年に文庫本化されています。

 コットンというと、ファッションのイメージは、さっぱりしていて飾り過ぎず、さりげない雰囲気ですが、昨年出た高峰秀子・松山善三・斎藤明美著「高峰秀子 暮らしの流儀」によると、「おしゃれのコツは飾り過ぎないこと、なにげなくあること」と書かれていて、「好んだ色は黒やグレー、キンキラキンは大嫌い。装いもアクセサリーも、シンプルなデザインのものを愛した」とあります。どちらかというと私もそういう目立たない好みですし、「コットンが好き」という人らしいな、とますますファンになりました。
 
Takamineposter_2  鎌倉市にある川喜多映画記念館では、昨冬来、「高峰秀子」展を開催しています。先日ようやく見に行く機会があり、子役でデビューした5歳から55歳で引退するまでの軌跡を振り返ってきました。   

 写真やポスターなどとともに、多数の脚本(ほん)が展示されていて、その中に自筆のスタイル画が描かれているものがいくつかあり、人物の描き方が上手と感動しました。聞けば映画衣裳もよく自分でデザインし、映画「女が階段を昇るとき」では衣裳デザインはすべて高峰秀子が担当したといいます。また「六條ゆきやま紬」では織物デザインまで行ったそうです。もちろん髪型はいつも自分で整えていたとか。スターでありながら衣裳まで考案したのは、高峰秀子が最初とのことでした。

 演技もさることながら、名文家で、絵やデザインの才能もあり、家庭では料理も上手と、何拍子も揃った女優は、他にはいないでしょう。自分に厳しく、晩年には潔く生活を縮小する生き方も、実に見事で、人生の達人とはこういう人のことを言うのかと思います。
 
51fg3ec8rrl__ss500__2  「コットンが好き」というところから、心に強く刻まれた女優、高峰秀子。その「暮らしの流儀」は、今やすっかり私の座右の書となっています。

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