再生可能なバイオマス使いのキャラクターマネキン
「エコプロダクツ2012」で、ひときわ人目を惹いていたのが、マンガチックなキャラクターマネキンを展示していたヤマトマネキンのブースです。同社は95%バイオマス素材で成型したマネキンの製造に成功し、本展でバイオマスマネキンの新作を披露しました。
バイオマスは再生可能な生物由来の有機性資源で、たとえばホタテの貝殻や、砂糖きびの搾りかす、杉の木くずなどが原料になっているといいます。化石資源の使用削減に寄与し、使用後はリサイクルも可能で、焼却してもカーボンニュートラルの概念からCO2を削除します。
従来の石油系プラスチックでは化石資源を消費してしまいますし、生分解性プラスチックは耐久性が弱いのが難点だったのですが、このバイオマスプラスチックでしたら環境にやさしく、強度も十分あります。まさに画期的な素材で、今後ますます広がることでしょう。(写真:クリックで拡大) キャラクターデザイナーでイラストレーターの吉井宏氏デザインの、頭の取り換え可能な「バブルヘッドマネキン」。
デザイナーでクリエイティブコミュニケーターの根津孝太氏がデザインした、オートバイに乗る「服を着せないマネキン」と、根津氏そっくりの「スーパーリアルマネキン」。
| 固定リンク
「ファッション・アクセサリ」カテゴリの記事
- ピエール・カルダン氏逝去 ファッションの未来創った先駆者(2021.01.11)
- JAFICビジネスマッチング 企業とクリエーター商談会開催(2020.12.29)
- ファッションワールド東京 昔懐かしい「ガラ紡」に出会う(2020.12.17)
- 篠原ともえ サステナビリティが広げるクリエイションの可能性(2020.12.15)
- プラグイン10月展 バーチャルリアリティシステム初導入(2020.12.02)
コメント