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2012年12月25日 (火)

映画「ミッドナイト・イン・パリ」を見て

 DVDで映画「ミッドナイト・イン・パリ」を見ました。ウディ・アレン監督作品で今年のアカデミー賞脚本賞受賞作。以前から見たいと思っていた映画で、美しいパリの風景を満喫しました。
 しかしこれはもちろん観光ドキュメンタリーではありません。主人公が現在と過去を行き来して、最後は現実に返り、自分自身を見つめ直していくというストーリーです。
 真夜中の0時の鐘の音が鳴ると、20年代のカフェへタイムスリップし、主人公がいつも憧れていたスコット・フイッツジェラルドやヘミングウェー、またピカソ、ダリといった芸術家たちと巡り合います。彼らのミューズに恋をした主人公は、彼女とともに今度はベル・エポックへタイムトラベルします。しかしここで出会ったロートレックやゴーギャン、ドガらが、ルネサンスへの憧憬を語り出したとき、主人公はようやく気付くのです。いつの時代も人は旧き良き過去を懐かしむものだということを。そして現代のパリで現実と向き合って生きていこうとします。

 これは今のファッションクリエーションの世界観にも通じる映画だと思いました。過去の堀り起こしは大事ですが、そこから未来につながる新しいモダンの創造が求められているからです。
 人生も過去にばかりとらわれず、まっすぐ前を向いて歩むことが大切ですね。ウディ・アレン監督の意図もそんなところにあるのではと思われました。久しぶりに後味のいい映画だったと思います。

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