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2012年11月 2日 (金)

京丹後職人芸を現代に―「タンゴ・ファブリック・マルシェ」

 京都・丹後産地の織物総合展「タンゴ・ファブリック・マルシェ」(丹後織物協同組合丹後ファッションウィーク開催委員会主催)が東京・渋谷区代官山で10月30-11月2日、開催されました。
 京都・丹後地方は日本最大の絹織物産地で、とりわけ縮緬(ちりめん)の里として有名です。昨年、服飾文化学会の夏期セミナーで訪れた地でもあり、再会を楽しみに訪問しました。
 参加したのは洋装9社、和装11社。伝統に培われた職人芸を織り込んだファブリックが和洋のフロアに分かれて展示されています。その多くは丹後で織り、染色仕上げ加工は京都で行う産地間コラボから生まれたものといいます。そのいくつかをご紹介しましょう。(写真:クリックで拡大)

 Cimg98721 吉村機業: 絹織物を中心にした織物の総合メーカーで、昨夏京丹後市の本家をお訪ねし、お蔵の反物を見せていただいたことなどが、懐かしく思い出されました。お話を伺うと、和装が9割、洋装1割くらいだそうです。洋装では著名デザイナーブランドが顧客とのことで、今回の新作では、ダブルシフォンやコード織に綿リッチ混が数多く提案されていました。エレガントなふくれジャカードも美しく、思わず惹きつけられます。オレンジやピンク、イエローといった今シーズンの人気カラーがのせられています。
 Cimg98621 コード織(シルク27/綿73)




 Cimg98701 バラの花のジャカード(シルク50/ウール50)
 




 山政テキスタイル: 注目されたのは来秋冬向けウールタッチのポリエステル糸使いのウォームシャギー縮緬。ラミネートやうるし調、金箔加工などが施されたものも。加工では絹よりも、セット性の高いポリエステル使いが好ましいとのこと。1 海外高級ブランドへの輸出も多いそうで、同社生地使いのマーク・ジェイコブスのスーツが展示されていました。
 Cimg98551 うるし調加工でオプティカル柄 
 


 Cimg98581jpg
金箔加工


 
 
 宮眞: サッカーなど繊細な表面感のある生地や、Cimg98471_2 写真のシルク50/和紙50のプリント地が目立っていました。

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