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2012年10月24日 (水)

「あなたがもっと輝ける女の仕事術」とは?

 「男女格差 日本は101位に後退」(世界経済フォーラム調査)のニュースは衝撃でした。日本は働く女性が生きにくい男女不平等国だったことを数字で突き付けられました。
 
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 こうした折、「女性力の活かし方」と題したシンポジウムが日本ファッション協会うらら会主催で開催され、日経BP社ビズライフ局長麓幸子さんが講師として登壇、「あなたがもっと輝ける女の仕事術」をテーマに基調講演をされました。若い女性が対象のセミナーでしたが、働く女性すべてに通じるお話でした。
 麓さんは「日経ウーマン」をはじめとする日経の女性媒体の総責任者で、1962年生まれの50歳、一男一女の母であり、また某大学大学院で経営学を学ぶ学生でもあるとのことです。大学時代はキャリアウーマンに憧れ、独身を貫くつもりでしたのに、23歳の若さで結婚することになり、仕事と育児に追われていましたが、現在はすっかり自由になって、人生を楽しんでいらっしゃるそうです。20歳の頃に考えていた人生と、今はまったく違う人生を送っていると、まずは「人生は想定外の連続」と語られました。
 次いでご自身の体験を通じて、編み出された10の仕事術を披露されました。
1. 自分なりのミッション(使命、任務)を持つこと。
 マスコミに入社したのは、日本は女性差別が当たり前という女性が生きづらい国で、女性は若くて美しければよいという価値観があるのを変えたいと思ったからで、働く女性が生きやすく働きやすい社会づくりに貢献したいという使命感を常に持っているといいます。ミッションは毎年変わるので、元旦に手帳に書きとめ、それを基に歩まれているとも。また最近は良い兆候も表れてきていて、日本政府が指導的役割に占める女性の割合を、現在の約7%から2020年に30%にするという目標を掲げていることなども挙げられました。
2. 座右の銘は「日々是好日」。
 今日という日はかけがえのない一日であり、全身全霊で生きることを心がけているといいます。
3. 真摯に一生懸命に働くこと。
 チャンスは真摯に主体的に取り組む人にやってきます。
4. 正しい知識と情報を得ることが重要。
 女性は高学歴化(4大進学率:2008年42.8%)し、働く女性が増えたものの、賃金格差は縮まらず、子どもを産みたいのに産めない状況(出生率:2008年1.37)が続いています。日本は社会福祉が充実していない上、男女格差、所得格差も大きい国。しかし今ようやく、女性の力を活かす企業が増えてきています。それは女性を活用する方が「儲かる」からなのです。男性の考え方も変わり、政府も「ワークライフバランス」策定を急いでいます。これからは男女共同参画社会になり、生き方や働き方のイノベーションが起きるといいます。
5. 自分を愛し、リスペクトすること。
 日本では外国人に比べ「自分は良い母親ではない」など、罪悪感を抱く女性が多いけれど、ミッションを持ち、それを愛していくことが大切とのこと。
6. 「女性力」を適度に活かすこと。女性性を否定せず、女性であることを楽しむことも必要です。
7. 人は何かを始めるのに遅すぎることはないと思うこと。「歳だから」は断捨離しましょう。
8. 挨拶と共感で人の輪が広げること。
9. 自分以外はすべて御師匠さん。
10. この世に生きていること自体が奇跡と思うこと。

 以上、誰もが生きるヒントになることばかり。本当にすばらしいご講演でした。
 

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