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2012年9月25日 (火)

2013/14秋冬向けミラノ・ウニカ

 ミラノ・ウニカとは、年2回、2月と9月にミラノで開催され、高級品市場において世界をリードしているテキスタイル展です。2005年に、38年以上にわたって世界にイタリアとヨーロッパのコレクションを紹介してきた4つのテキスタイル展、イデアビエッラ(高級紳士服地)、シャツ・アヴェニュー(シャツ地)、イデアコモ(シルクとプリント服地)、モーダ・イン(服地と服飾付属品)が統合し、誕生しました。
 
 第15回目となる今回は、9月11~13日、ミラノのフィエラシティで開催され、2013/14秋冬もののテキスタイルが発表されました。出展企業は458社(内、欧州企業74社)で昨年同期比25社減少しましたが、来場者は21,000人で昨年同期並み。英国などヨーロッパからの来場が大幅減。しかしそれをカバーしたのが中国(+75%)、日本(+12%)やロシア(+4%)でした。
 
 初日のオープニングセレモニーは、イタリア共和国首相マリオ・モンティ氏も列席して行われ、ミラノ・ウニカ会長シルヴィオ・アルビーニ氏をはじめとする繊維業界や関連団体の重鎮が各々登壇し、出展企業やジャーナリストら来場者に歓迎の挨拶をしました。その要旨をまとめてみましょう。

Cerimonia_052_2写真左マリオ・モンティ首相 右シルヴィオ・アルビーニ会長



 システマ・モーダ・イタリア研究所のデータから「今年上半期、イタリアのテキスタイル産業の生産は数量ベースで15.3%減少。テキスタイルの輸出も金額ベースで5%、とくに数量ベースで10.4%減少した。しかし不況の影響はイタリアのテキスタイル産業の様々な部門に対し同じように及んだわけではなく、たとえば紡毛織物の海外販売は金額ベースで3.7%伸び、ピュアシルクの織物の輸出は5.3%増加した。イタリアは毛織物部門では世界第1位の輸出国で、世界市場の39.7%を占め、麻織物と絹織物の輸出においても第2位を維持し、それぞれ16.8%と15.2%のシェアを占めている。それに対して綿織物とニット生地については、イタリアはそれぞれ第4位と第5位の輸出国となっている。一方、中国は毛織物部門を除くすべての種類の織物の輸出国として首位の座を誇っている。」
 これを受けて、シルヴィオ・アルビーニ会長は、「加盟企業の未来は、輸出を成長させ、新しい重要な市場における存在感を高めることにかかっている。今年前半、中国は香港とともにドイツに次ぐ輸出相手国となり、中国向け輸出の伸びは7.4%増加。またアメリカ向けも6.8%増、ポルトガル向け3.2%増となっている。海外市場がますます重要となっていることから、この10月22~25日に上海で開かれるMUチャイナには、123社が参加する予定。これは今年3月の北京展に比べ30%増だ。」
 そしてモンティ首相に対し、「ミラノ・ウニカが、イタリアの経済・社会・文化の発展に貢献し続けていくためには、国と公的機関が常に背後にあることを確信している必要があり、企業とそこで働く人々に対して、誇りと情熱を傾けることができる国づくりを願っている」と締めくくりました。
 Co20te
 この日の夕べには、ウールマークの協力でファッションショーのイベント第4回「ON Stage」が開催され、中国やブラジル、スエーデンなど各国から招聘された10名の新進デザイナーが、イタリアのテキスタイルメーカー70社と協力して制作した作品を発表しました。                

             写真右 Co/Te(イタリア)の作品

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写真左 初めてアフリカから招待されたOmer Asim(スーダン)の作品

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コメント

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。

投稿: 株の資金 | 2012年10月29日 (月) 19時57分

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