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2012年8月 8日 (水)

佐賀で鹿鳴館ドレスに出会う

 明治時代の華といえば鹿鳴館の舞踏服。その本物のドレスを佐賀の徴古館で見ることができました。実は今、服飾文化学会の夏期セミナーで佐賀に来ているのですが、最初の見学先が鍋島家博物館の徴古館でした。鍋島報效会理事・徴古館主任学芸員の藤口悦子さんの解説で、貴重な品々を見せていただいたのです。
 華やかなりし侯爵家時代をものがたる衣裳が数着保存されていて、写真は佐賀藩最後の藩主となった11代鍋島直大と栄子夫妻の仮装舞踏服。

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 ドレスを見て、栄子夫人のウエストの細さにびっくり。また徴古館報第5号によれば、直大は明治16年の鹿鳴館開設当初、ダンスができる数少ない日本人の一人で、幾度か大舞踏会を主催したといわれているそうです。
 これらのドレスの中に、小袖地で仕立てたバッスルドレスがあり、このドレスの修復に協力されたのが、元服飾文化学会会長石井とめ子先生の大妻女子大学被服意匠学研究室だったこともわかり、石井先生のすばらしい業績に頭が下がりました。
 それにしても鍋島家というのは、名家中の名家です。東京で著名な邸宅街である渋谷区松濤は江戸時代に鍋島家の下屋敷があったところですし、現在の首相官邸がある場所にはかって鍋島邸西洋館が建っていたといいます。東京のど真中、ごく身近な場所に鍋島家の足跡があったことにも驚きました。

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コメント

本学名誉教授、石井とめ子先生について
言及くださいましてありがとうございます。
先生は、日本手芸作家連合会(初代会長が
大妻女子大学創立者・大妻コタカ)の
副会長を務める一方、海外旅行もお楽しみで
現役時代はいろいろと苦労された末、
退職後はご褒美のような毎日を過ごされていますよ。

片腕だった大網美代子先生が
いまは熱心に学生の衣装制作を指導されています。

投稿: 大妻学院広報戦略室 | 2012年8月 9日 (木) 19時31分

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