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2012年8月 4日 (土)

「オヤノタメ商品 ヒットの法則」(集英社刊) 好評発売中

今年は団塊世代が職場から引退するピークの年ということもあるのでしょう。NHKテレビで「団塊スタイル」という番組が始まったり、イオングループがシニア対応スーパーを初出店したり、サントリーウエルネスが70歳代を対象にした化粧品を発売したり、このところシニア市場に力を入れる企業がとくに目立っています。

こうした中で、タイミングよく出版されたのが「オヤノタメ商品 ヒットの法則」です。著者は、湘南くらしのユニバーサルデザイン商品研究室(SUDI)を主宰する今井啓子さんとSUDIグループです。このグループの一人として私も執筆に参加しました。

史上初の「少子高齢社会」に突入した日本社会ですが、企業は複雑に多様化するシニア市場に対応できず、シニアという言葉もタブーとされてきましたから、高齢者を対象としたマーケティングの本はほとんどありませんでした。そこで私たちSUDIは、産業界に対して要求されるべき商品やサービスのデザインの基本が、人に優しいユニバーサルデザインであると考え、これを柱に、シニア目線で選んだ商品・サービスを取材報告する本をつくることにしました。

この本のタイトルを「オヤノタメ商品」としたのは、ユニバーサルデザインの根本にあるのが、使う側への「思いやり」の気持ちであり、そうしたオヤへの思いやりの心が結局は自分にとっても快適なものとして帰ってくることになるからです。「オヤノタメは将来の自分ノタメ」、シニア市場を動かす鍵はここにあります。

ここではオヤ世代の生活の不安や不便を解消する商品やサービス、開発の舞台裏などを幅広く取り上げていますが、それらはコドモ世代にとっても使いやすいユニバーサルなものです。読者は、ここで紹介されている多くの商品ストーリーによって、「親孝行そのものの商品が、次世代の自分たちのためにデザインされたものでもある」と考え直すことになるのではないでしょうか。

高齢社会では共生が重要なテーマになってきます。親と子、作り手と買い手の双方に幸せをもたらす商品がますます求められるようになります。この本は今後のビジネスに大きなヒントを与える絶好の書。ちょっと自画自賛かもしれませんが-----

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