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2012年8月 7日 (火)

「バーン=ジョーンズ―装飾と象徴」展

 この夏もっとも印象に残る美術展は、バーン=ジョーンズの展覧会でした。

エドワード・バーン=ジョーンズは、19世紀末の英国ラファエル前派の画家で、神話や聖書、物語などをモチーフにした夢のようなロマンティックな世界を描いています。当時は工業化が急速に進む社会で、こうしたおとぎ話のようなファンタジーにはあまり目が向けられていなかったようです。しかしバーン=ジョーンズは、そうした幻想的な物語に着想し、一見古典的とも思える画風で作品を次々に生み出していきました。そしてウィリアム・モリスのアーツ&クラフト運動に参加し、アールヌーボーといわれるヨーロッパを中心に開花した装飾芸術に大きな影響を与えたのです。

フランスで印象派が活躍していたこの時代に、英国ではターナーと並び称される素晴らしい画家の存在があったことに、改めて思いが広がりました。

絵画やデッサン、タピストリーなど様々な作品が展示される中、とくに魅せられたのが、「ピグマリオンと像」の物語の連作と、「いばら姫(眠れる森の美女)」の油彩画でした。C4c3a4b3314dc7a14833c6c4f6cb9742 写真は、4人の女性が眠っている姿を描いた「いばら姫」。その美しさに感動して、大判の絵ハガキを買ってしまいました。

これは今月19日まで、三菱一号館美術館で開催されています。

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