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2012年7月

2012年7月31日 (火)

バッグ屋へ生地屋から転身

日本の繊維産地を取り巻く環境が厳しさを増す中、静岡県磐田市で100年に渡りコーデュロイを生産してきた国内有数のメーカー、丸音織物㈱が、この春からバッグ製造に乗り出しています。ブランド名は社名をイタリア風にもじり「MARUOTTO」。

先般開催されたJFW-IFFNIPPON MONO ICHIゾーンで、新作のオリジナル.バッグを出品した同社太田佳孝社長に、製品へ転化した訳を伺いました。「生地販売をやっていても値段が頭打ち。中国などとコストを比較され、コスト削減はもう限界でした。それなら製品をやろうということになったのです」。

JCで生地のブースを出していたときは暇だったのに、今回は昼食を食べる時間もない忙しさだったそうで、来場者からの人気は上々。「この生地を売ってくれ」と言われて困ったとも、話してくれました。

 

産地メーカーは今、単なる素材産地から脱却しようと奮闘しています。その新しい動きに注目です。

 

好評のフライトバッグ。

綿100%コーデュロイで、裏PVC使いなので防水性は万全。

24,800円

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2012年7月30日 (月)

ダブルキャリア構築のコツ

日本ファッション協会うらら会主催で、「ダブルキャリア構築法 ~二足のわらじを履く魅力とは~」と題したセミナーが行われ、プロのソプラノ歌手でありながら経営・事業開発コンサルタントとして活躍されている講師の秋山ゆかりさんのスゴさに、改めて驚嘆させられました。

イリノイ州立大学でコンピュータサイエンスを学ぶかたわら、声楽をリチャード・ミラー先生に師事し、30歳でイタリア・フィレンツェに留学。また30代から本格的に事業活動を展開するようになられたという秋山ゆかりさん。

 ダブルキャリア構築のコツを次のように話してくれましたのでご紹介します。

20代のうちに昇進しておくこと。

・細く長く続けられること。

・タイムマネジメント力をつける。

・手戻りしない仕事の仕方をする。

・赤字にしない。

・何よりもこれが好き!と思えるものをやる。

2004年に出版した「ミリオネーゼの仕事術」も14万部のベストセラーだそうで、マルチなキャリアに敬服です。

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2012年7月29日 (日)

アジアンクリエーションの底力

 日本ファッション協会の活動の一環、AFFアジアファッション連合会日本・東京大会がこの718日に東京ビッグサイトで開催され、行って来ました。今回はJFW-IFFと連携し、「アジアから世界へ」をテーマに、ファッションショーが行われ、韓国やベトナム、シンガポール、タイ、中国、そして日本からは新進デザイナーの江角泰俊が参加して、各国の伝統美と西欧のエレガンスを融合させた作品が発表されました。繊細、緻密な感性にアジアンクリエーションの底力を実感しました。 今後ますますアジアの美に焦点が当てられるのではないでしょうか。

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韓国 

「DOII 」デザイナー DOII LEE

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2012年7月28日 (土)

「Future Beauty日本ファッションの未来性」展

 東京都現代美術館で7/2810/4、「Future Beauty日本ファッションの未来性」展が開催されています。

昨夜行われたオープニングセレモニーでは、チーフキュレーターの深井晃子さんが「この展覧会は、日本ファッションが世界のファッションとして確立したときを基点に現代まで、またヨージ、カワクボ、イッセイの3大巨匠から日本ファッションのDNAを引き継ぐ若手まで、日本のファッションを改めて考え直すよい機会になるでしょう」と挨拶されました。

2010年ロンドン、2011年ミュンヘンで開催されたときの内容に加えて、「日常にひそむ物語」というセクションが新たに設けられているのが興味深く、今後のファッションの方向性が見えてくるようです。「共感」世代といわれる若い人たちにぜひ見ていただきたいですね

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エントランスではソマルタ(デザイナー廣川玉枝)とメルセデス・ベンツの新型マイクロコンパクトカーのコラボレーションを特別展示。デザインは伝説の鳥"サンダーバード"のイメージ。

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コットンプロモーション511(2012 spring) マーケティング・アイより

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2012年7月27日 (金)

地熱で美しい絞り染

 エコな染色法が次々に開発されています。その一つが最近注目される自然エネルギーの地熱を利用した珍しい染色です。八幡平松川温泉には日本初の地熱発電所があり、この地熱蒸気を利用して美しい絞り染の製品がつくられています。

 開発したのは地熱染色研究所。このほど開催されたJFW-IFF「にっぽん元気マーケット」に出展し、カラフルで美しい手絞りの作品を披露。Cimg75141

 染色デザイナーの高橋陽子さんは、「松川温泉の地熱蒸気には希薄な硫化水素が含まれていて、硫化水素は、染料を脱色する作用があり、染料の種類によって脱色の度合いが違うので、この地熱蒸気を使って蒸すと、染料が適度に滲んで美しいグラデーションが出る」といいます。色彩は八幡平に咲く花々がヒントだそうで、写真家でもある息子の高橋一行さんと、青いケシの花を求めてヒマラヤまで旅した思い出のアルバムも見せていただきました。

 染色の世界がまた一つ広がりました。

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 バイアスカットのワンピース 

 多色グラデーション絞り染

 コットン100% 

 36,750円(税込み)

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2012年7月26日 (木)

福島から綿製品を発信する「コットンプロジェクト福島」

福島県は綿花栽培の北限の地ですが、400年も前から綿の栽培が奨励され、会津木綿として親しまれてきました。戦後もかなり長い間、栽培され続けていたそうですが、経済成長とともに途絶えていたのを、再び復活させようという取り組みが、二本松市安達地域を中心に進められています。それが「コットンプロジェクト福島」です。

きっかけは、昨年の3.11後の放射能汚染でした。野菜や米などの食品が風評被害で栽培することができなくなり、目が向けられたのが綿花栽培だったのです。綿は地中深くに根を下ろす植物なので、放射能性物質の影響が少ないとみられています。実際、収穫された綿の繊維に放射能はまったく検出されなかったといいます。そこで今年は栽培面積を拡大し、収穫量も60 kg以上を目指しているとのことです。

この「コットンプロジェクト福島」をリードしているのが、福島市で綿を原料とした製品の企画や製造・販売を行っている「わ田や合同会社」です。この7月に開催されたJFW-IFFの「にっぽん元気マーケット」に出展し、新ブランドCO-R-O-MOをお披露目しました。COComfortable(心地良い)RRelation(つながり)OOrganic(オーガニック)MOMotivate(動く力) の意で、植物とともに暮らす心地良い生活に向けて、植物染めのTシャツやソックス、生地など様々な商品を提案しています。Cimg75101_2


赤はとうがらし、緑はよもぎで染めたソックス、1,600


Image3_3髪をくるむのに丁度よい細長サイズ(W38 L105cm)で女性に人気。ワッフルとパイル織が交互に入り、軽くてフワフワ、吸水性の良い、今治でつくったオリジナルタオル、2,940円。

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2012年7月25日 (水)

スポーツアイテムを「かっこいい」大人の街着に!

活動的で着心地のよいスポーツウェア。とくに昨年の3.11以降、街着にスポーツウェアの機能性が注目されるようになりました。しかしファッション性の高い、エレガントな大人向けのこなれた商品というと、思いのほか少ないようです。

そうした大人が求めるスポーティブなウェアのブランドが、今秋新たにスタートします。

それが+D by DECO SUGAI」。 デコ・ジャパンクロスプラス株式会社によるライセンスブランドで、百貨店や大型SCを中心に9月から販売が開始されます。
 先般、日本アパレル産業協会主催JAFIC PLATFORM(企業とクリエイターの出会いの場)」が開催された、このデコ・ジャパンのデザイナー、菅井英子さんと再会し、新ブランド+D by DECO SUGAI」について、お話しを伺いました。

Cimg74371_4 きっかけは、アクティブスポーツウェアの仕事をしていたこともあり、普通の服にスポーツアイテムの機能を活かしたいと思ったことで、ポイントは二つあるといいます。

一つは素材で、秋冬物なので温かくて軽いこと、しかもストレッチ性のあるもの、とくに保温性の高い畜熱素材を多用。もちろん合繊だけではなく、半分は綿など天然繊維を使っているとのこと。

もう一つはデザインで、アクティブスポーツウェア用のファスナーなど機能的なディテールやアイディアを採り入れ、街で着て格好よく見えるように工夫していること。パーカやウインドブレーカーもさりげなくデザインしたものに反応がいいとか。従来のスポーツウェアやタウンウェアの枠を超えた、菅井さんらしい遊び心を備えたデザインが特徴になっているといいます。

価格はパーカで約10,000円、ダウンジャケットも15,000円くらいからあるそうで、買いやすい設定です。


 この秋はスポーティブで「かっこいい」ファッションを楽しむ大人たちがますます増えそうです。

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2012年7月24日 (火)

ブログ始めました。

 「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」

 ファッションは「水」、「河の流れ」は世の中です。ファッションはこの方丈記の一節にもうたわれているように、刻一刻変化する不思議な存在。 その折々をアンテーヌ(antenne フランス語でアンテナの意)の目で、ウオッチングしていきます。

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