19/20秋冬AFWT ヒロコ コシノ ピアノ生演奏に乗せて

 デザイナーのコシノ ヒロコさんが手がけるヒロコ コシノ(HIROKO KOSHINO)のショーは、いつも凝った趣向で魅了されます。
 今シーズンは、恵比寿ガーデンホールの舞台中央に、ピアニストの横山幸雄氏を迎えてのランウェイでした。
 ピアノの即興的生演奏に乗せて、モデルが登場し、ピアノの周りを歩く演出です。

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Img_12841jpg  テーマは「3D→2D→3D」で、立体の服を解体して平面にし、それを再構築することで生まれるフォルムを追求したといいます。創り出された3Dには、2Dの名残が感じられるものが多く、両袖が一枚の布としてつながっているジャケットや、すっぽり被って着るドレス、オリガミのようなディテールのものなども見受けられます。 
 シルエットは全体にすっきりとしたロング&リーン。構築的とはいえ、しなやかで流れるようなドレープを描くものが多く見られました。
 後半になると、グラフィックなビジュアルのドレスが現れ、前衛的なアートのニュアンスを醸し出します。
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 音楽とファッション、アートが混じり合いクロスオーバーする一夜限りの環境芸術を堪能したコレクションでした。

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 フィナーレでコシノヒロコさんとピアニストの横山幸雄氏。

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2019年4月22日 (月)

19/20秋冬AFWT "まとふ" テーマは「雪の恵み」

 堀畑裕之さんと関口真希子さんのお二人が手がける“まとふ(matohu)”の2019/20年秋冬ショーが、映像とプレゼンテーション形式で、表参道ヒルズにて開催されました。

Img_12511  テーマは「雪の恵み」です。 今シーズンも前シーズンに続き「手のひらの旅」プロジェクトから、青森・津軽地方に着想したワードローブが披露されました。
 “冬ごもり”の時間をたっぷりと使って仕上げた伝統的な刺繍「こぎん刺」をウール地に採り入れたふんわりとした羽織コート、ボタンは江戸時代から続く漆塗りの「津軽塗」だそう。
 また温もりあふれる幾何学ボーダーやジャカード織のアイコニックな長着ドレス。
 それに雪の結晶柄の白いレースのドレスも。
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 プレゼンテーションの後、出現したのが新作をずらりと揃えたインスタレーションです。実際に手で触ることもでき、手仕事の丁寧な技をじっくり拝見できました。服づくりへのやさしさが伝わって来る素敵なコレクションでした。

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2019年4月21日 (日)

19/20秋冬AFWT ハハ 「アシスモーション」テーマに

 東京・多摩ファッションネットワークのハハ(ha ha)は、ユニバーサルファッションを手掛ける希少なブランドです。このハハが、今期AFWTに参加し、渋谷ヒカリエにて“ユニバーサルモード” をコンセプトとするショーを開催しました。
 リリースによると“ユニバーサルモード”とは、ユニバーサルファッションをモードへと昇華したデザインであるとのこと。提案されたのは機能性優先ではない、身に着ける楽しさを第一に考慮した、モードの観点からみたユニバーサルファッションの新作でした。

  テーマは「アシスモーション」です。これは「アシスト(Assist)+モーション(Motion)」の造語だそう。
Img_12071  ランウェイでは、動作(動き)を補助する服、着用することで背や腰にかかる負担を減少させる服、車いす使用時の使いやすさを配慮した服が登場。人とファッションと機能、この3つの視点から考案された、近未来的ともいえるワードローブを着装したモデルたちがウォーキングしました。 
 たとえば補正具です。内側に隠れたコルセットもファッションアイテムの一つと考え、アウターの上に重ねてみたり、またトレンチコートやブルゾンの背中の肩甲骨あたりにジッパーを付けてコルセットとのレイヤード感を演出して見せたり。
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 また車いす向けには、タイヤによる汚れを防止するために袖の内側に防汚素材を使用したり、袖口も複数の開きを付けて邪魔にならないように コンパクトにまとめてみたり、背面にはクッション性のあるウレタン材を使ったり。とくにコートでは着座時に差し障りにならないように後ろ裾が外れる構造や、前裾がひざ掛けになるつくり、裾を折り上げると二重見頃のショートコートにもなる型など、様々な工夫や仕掛けが施されています。

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 上は、車いすモデルのアスリート、ウィールチェアラグビーチームBLITZの菅野元輝選手です。
 
 車いす使用時と補正具装着時、通常の使用時と、3パターンの着こなしができて、ジェンダーフリー、幅広い年齢に対応する、しかも華やかな女性らしさも忘れない“ユニバーサルモード”が続々。着用する人への思いやりいっぱいの、すばらしいコレクションでした。

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2019年4月20日 (土)

19/20秋冬AFWTトクコ・プルミエヴォル バルト3国の旅

 旅するブランド、トクコ・プルミエヴォル(TOKUKO 1ER VOL)のショーが、渋谷ヒカリエにて開催されました。

 デザイナーの前田徳子さんは、今季バルト3国のエストニア、リトヴィア、リトアニア に旅をし、そこで出会った人々の民族衣装に着想したコレクションを披露。
Img_11401  それはもう“おとぎの国”に迷い込んだかのような、明るく楽しい幸せ感あふれる世界でした。
 リリースによれば、バルト3国は素朴で民族意識をしっかりと持ち風習を大切に守り ながら季節の移ろいに合わせた自然体の暮らしを続けている国々だそう。
 カラフルな万華鏡のようなプリントやボーダー、刺繍、異素材の花のアップリケ、ブラック&ホワイトのシリーズまで多様なバリエーションで展開。
 忘れていた何かを思い出させてくれるような心温まるコレクションでした。
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2019年4月19日 (金)

19/20秋冬AFWT アカリミヤヅ「ロスト&ファウンド」

 新進若手デザイナーの宮津 明理さんが手がけるアカリ ミヤヅ(AKARI MIYAZU)が、AFWT に参加して2シーズン目となるショーを渋谷ヒカリエにて行いました。
 
  その2019/20秋冬コレクションのテーマは「ロスト&ファウンド(lost&found)」です。
Img_11281_1  底流に流れているのはデビュー時と同じ「生命」で、今シーズンは揺れ動く不安定な女心を一つひとつのルックに落とし込んでいるようです。
 目に付くのは、ギャザーやドレープのディテールをふんだんにあしらったアイテムや、様々なヌードカラー。それに軽やかな白いシフォンの重ね。
 ランジェリーのようなアシンメトリックなカットのコーデも登場しました。

 「失ったけれど見つかったものは?」を問いかける意味深なコレクションでした。
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2019年4月18日 (木)

19/20秋冬AFWT オーラリー 凱旋イベント

 今回のAFWTで、オーラリー(AURALEE)を手掛けるデザイナー、岩井良太さんを囲んで、表参道ヒルズにてトークショーと展示会が行われました。
  岩井良太さんは、昨年10月に東京都と繊維ファッション産学協議会が 主催するファッションプライズ「FASHION PRIZE OF TOKYO」を受賞。  同プライズ主催者の支援を受けてこの3月初めにパリで初のコレクションを開催、これはその凱旋イベントです。

Img_11171_1_1  「パリでは小さなブランドもそれなりに見せ方を考えていかないと---。空間演出が大切です。展示会は1~2回やってもダメで、3~4年は続けないと」などと、楽しそうに語っていました。

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 会場では、パリで発表したコレクションの動画とともに、今シーズンの新作をハンガーで展示。また素材から服が創られるまでの工程をパネル展示し、そのこだわりの服づくりを紹介しました。
 シンプルで高級感あふれるエレガントなモード提案が印象的でした。

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2019年4月17日 (水)

19/20秋冬 ウジョー “カシミヤフレークス”発表

 ファッションデザイナーの西崎暢さんが手掛けるウジョー(Ujoh)が、2年ぶりにAFWTで、インスタレーション形式によるショーを開催しました。今回発表したのは、「サルダリーニ カシミヤフレークス バイ ウジョー(SALDARINI CASHSMERE FLAKES BY UJOH)」というブランドです。

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 これはイタリア・コモのファッションハウス、サルダリーニ(SALDARINI)社が、衣服用のパディングとして開発したカシミヤ素材をフレーク状に加工した“カシミヤフレークス”を使用したカプセルコレクションです。“カシミヤフレークス”とは、グースダウンの代替となるもので、動物愛護精神にも配慮した素材であるといいます。
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 “カシミヤフレークス”は、日本市場が今後、倫理的かつ持続可能なラグジュアリーにより敏感になると考えて、立ち上げたプロジェクトだったのですね。見た目はダウンそっくりです。日本での展開、大いに期待しています。

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2019年4月16日 (火)

19/20秋冬AFWT ハレ テーマは「リバース」

 アダストリア傘下のSPAブランド、ハレ(HARE)Img_10781 が2019/20年秋冬コレクションをAFWTのメイン会場、渋谷ヒカリエにて発表しました。
 
  テーマは「リバース」で、「reverse=反対、反転、逆の」といった意味。ショーでは裏表のアイデアがあちらこちらに散見されました。たとえば両面着られるアウターや、本来裏にあるはずのポケットを表に出すなど。
 裏と表、内と外の境界線を曖昧化し、見えない内側を引き出すことで、服を纏う楽しみが増します。このデザインにはそうした意図もあるようです。

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 また「リバース」にはもう一つ「rebirth=再生」という意味もあります。
 それを表現していたのが、着物の再利用で注目される、仙台を拠点とする「サムライアロハ(Samurai ALOHA)」との協業モデルです。
 コートの背中やシャツの胸の和柄が、見慣れたアイテムを斬新に見せていました。

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2019年4月15日 (月)

19/20秋冬AFWT タエ アシダ“多様性”をテーマに

 タエ アシダ(TAE ASHIDA)が、グランド ハイアット 東京にて2019/20年秋冬コレクションを東京・六本木のホテルで発表しました。
 
Img_09311  デザインを手掛けるのは芦田多恵さんです。
 テーマは“多様性”で、今回は初のメンズラインを披露するなど意欲的です。
 カラーは紫やオレンジなどの明るい彩りや、羽根の模様、アニマル柄などが目立っていました。
 ラグジュアリーとカジュアルを交錯させたり、都会的なウェアにエスニックを組み合わせたり。
 またファイクファーのコートにジーンズ、時折メンズルックを登場させるなど、まさに多様性溢れるコレクションでした。
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 最後にまばゆい美しさのイブニングドレスが登場、フィナーレとなりました。

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2019年4月14日 (日)

19/20秋冬AFWT シロマ “シブヤランウェー”に参加

 今シーズンもAFWTで第11回「渋谷ファッションウィーク」が併催され、メインイベントの“シブヤランウェー”が渋谷ストリーム前の広場にて行われました。大勢の人の目が集まるオープンな会場でしたから、この日は雨が降らなくてほんとうによかったです。

Img_09921  第1部は、シロマ(SHIROMA)の2019/20年秋冬ショーで、デザイナーの城間志保さんによる独特の構築的な造形美が光るコレクションを堪能しました。
  コートやドレス、シャツに半身のベストやビュスチェ、またプリーツスカートなどをレイヤードしたアシンメトリックなデザイン、パンツもカラー切り替えのロングスリットを入れるなど、動きのある意匠でシルエットに変化をつけています。
 透ける素材やビニールとコットンなど異素材組み合わせや、植物モチーフの妙にも注目です。
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 第2部は、“渋谷スタイル”です。
 このイベントに参加する各商業施設のショップ店員たちがランウェーを歩き、渋谷ならではのリアルクローズを披露しました。

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 ショーの最後には、アーティストのチョーヒカルさんがモデルとして、シロマの服で登場(写真中央)。
フィナーレを飾りました。

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2019年4月13日 (土)

19/20秋冬AFWT アンリアレイジ テーマは「ディテール」

 デザイナーの森永邦彦さんが率いるアンリアレイジ(ANREALAGE)が、前シーズン同様今シーズンもパリに続いて東京で、新たにメンズラインを加えてのショーを開催しました。
 
 その2019/20年秋冬コレクションのテーマは「ディテール(DETAIL)」です。
Img_08511jpg  渋谷ヒカリエのランウェイには、巨大な衣服が並べられ、その間をディテール、つまり服の細部であるボタンやフード、ジッパーなどがデフォルメされた服をまとったモデルたちがウォーキングしました。
 それにしても、これまでずっと光る服などデジタルな服づくりで話題を集めていたアンリアレイジなだけに、この変容ぶりにはちょっと驚きでした。
 とはいえ森永さんのお考えはすばらしいと思います。服は立体ですから平面の画面上で見ても、その質感から来る動きやスケール感、ましてや細かいディテールなんて、なかなか分かりません。留める位置を変えたり、思いがけない部分に手を通したり、様々な着こなしが伝えられるのも、やっぱり本物であればこそ、でしょう。
 目覚ましい進展を遂げるデジタルですが、ここで一歩立ち止まってアナログに軌道修正してみては---、「服は本物に触れないと分からない」、そんな新しい動きのようなものを感じたコレクションでした。
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2019年4月12日 (金)

19/20秋冬AFWT マラミュート「ランドスケープ」テーマに

 マラミュート(malamute)が先シーズンに続いて2回目のショーを渋谷ヒカリエで見せました。ブランドを手がけるのは、新進気鋭の若手デザイナー、小高真理さんです。

  今シーズンは渋谷駅を歩いていて思い浮かんだという「ランドスケープ」がテーマだそう。
Img_08131pg  自然と人工物が発展していく歴史の中の風景をワードローブに投影したといいます。
 得意のニットによる陰影のある花柄を表現したドレスや、肩にフリンジを飾ったテイラードスーツ、重ね着で見せるジャカードニットのストール、またノルディック柄をエレガントに落とし込んだ大人のジャージも登場。

 ニットならではのテクスチャーやフォルムを活かした独創的なクリエーションで、実力派といわれるのにふさわしい、才能が光るコレクションでした。
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2019年4月11日 (木)

19/20秋冬AFWT ユキ トリヰ インターナショナル

 鳥居ユキさんが手がけるユキ トリヰ インターナショナル(YUKI TORII INTERNATIONAL)が、AFWTの期間中、その2019年秋冬コレクションを恵比寿ガーデンホールにて発表しました。
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 今シーズンも小粋なエレガンスを見せるパリジェンヌが次々と登場。
 クロコダイルにドレープするサテン、ストライプとチェック、ニットに幾何学プリントを着合わせるなど、異素材組みあわせがフレッシュで若々しい。
 気品のあるカラフルな色使いもこのブランドらしい。
 女性らしい柔らかさと温かみ、それでいて軽やかで闊達な女性像にすっかり魅せられたコレクションでした。
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2019年4月10日 (水)

19/20秋冬AFWTオープニングトーク&ノーマ ティーディー

 19/20秋冬AFWTの2日目、一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)主催のオープニングイベントが開催されました。会場となった表参道ヒルズ スペースオーは、一般の方も参加できるイベントということもあって、なかなかの賑わいでした。

  第一部のトークセッションでは、AFWTキー・ビジュアルを制作したクリエイター、大島慶一郎氏が登壇、インタビュー形式でその舞台裏を語られました。
01_kv_afwt2019aw   今シーズンのテーマは「私も、ひとつの文化だ。」というもの。ここには周囲の反応や評価に惑わされず、自分の価値観を尊重することの大切さを堂々と伝えようというメッセージが込められているといいます。
 ビジュアルは前シーズンよりもぐっとシンプルに抑えて、さわやかで未来的イメージを強調。スポーティなインナーに円盤のようなコスチュームで、内面からにじみ出る強さをアピール。とくに苦心したのは、無重力感の演出だったとか。モデルが宙に浮いているような感覚を視覚的に表現したらこうなったといいます。

 第二部は2019/20秋冬「ノーマ ティーディー(NOMA t.d.)」のコレクション発表で、インスタレーション形式で行われました。

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 野口真彩子と佐々木拓真のデザイナーデュオが手がけるブランドで、アウトドアやスポーティなカジュアルウェアが中心。シンプルでありながら細部まで繊細につくり込まれています。大きな花のモチーフやタイダイ風のプリントなど、ハンドドローイングを活かしたテキスタイルが目につきました。

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2019年4月 9日 (火)

19/20秋冬AFWT インドネシア「ダンジヨ ヒヨジ」と「エリ」

  AFWTでは毎回「アジアンファッション ミーツ トーキョー」を開催しています。今シーズンはインドネシアの「ジャカルタ・ファッション・ウィーク」との交換プログラムで来日したブランドが、渋谷ヒカリエの舞台でショーを披露しました。

 ここではその内の二つをご紹介します。いずれもテーマは“日本”で、きものを現代風にアレンジしたコレクションを発表しています。アジアでも日本がブームになっているようです。

ダンジヨ ヒヨジ(Danjyo Hiyoji)
 ダナ マウラナ & リザ マシタのデュオが手がけるブランドで、東京オリンピックをイメージしたという華やかなプリントデザインを見せています。
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エリ(Eri)
 オリガミの要素が感じられるパターンに、シンプルなオーガニックコットンやリネン生地使い。様々なオケージョンに合わせられるスタイルを提案したといいます。
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2019年4月 8日 (月)

19/20秋冬AFWTコトハヨコザワ 楽しい遊び心あふれて

 夏の楽しさを秋冬にもと、思い切り楽しい遊び心あふれるコレクションを渋谷ヒカリエにて発表したのが「コトハヨコザワ(kotohayokozawa)」です。デザイナーは前シーズンも実験的なコレクションを見せた注目の若手、横澤琴葉さんです。

  ショーは、カメラ席側からランウェイにモデルたちが突然現れてスタート。全員楽し気に肩を寄せ合ったり、腕を組んだりしています。
 
Img_07141   ヒントはこの冬過ごしたタイへのリゾート旅行にあるとか。
 黒い水着をまとっているように見えるトロンプロイユのモチーフのセーターには、デニムのリメイクジーンズを合わせて---、またパンツをあえてずり落とした着こなしも登場。
 穴あきのカットソー、キュートなプリーツフリル使いもあちらこちらに。
 ブラ型を取り入れたバッグも披露。これには驚きました。

 等身大の自分を自由に表現したというデザイナー、今後の成長がますます楽しみです。
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2019年4月 7日 (日)

19/20秋冬AFWT ザ ダラス 「エモ」テーマに80年代調

 デザイナーの田中文江さんが手がける「ザ ダラス(THE Dallas)」が、昨年の秋冬もの以来2回目となるショーを、南青山の洋館レストランで開催しました。
 同時に初のフレグランスも発表。ダンテの神曲から「深い森」と名付けられています。会場にはその神秘的な森の香りが漂っているように思われました。

Img_06981  テーマは「エモ(EMO)」で、80年代調のゴージャスなイメージを打ち出しています。
 パンタロンスーツにコルセットを合わせたり、ビッグショルダーのトップスに太めのベルトでウエストをマークしたミニスカートを組ませたり---。
  華やかな花やシックな秋らしいリーフ柄、アニマル柄のプリントもあちらこちらに見られました。
 
 クラシカルな趣の中に、現代を生きる芯の強い女性像を描き出したコレクションでした。
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2019年4月 6日 (土)

19/20秋冬AFWTジェニー ファックス 型破りな“結婚式”

 シュエ ジェン ファンが手がける「ジェニー ファックス(JENNYFAX)」のショーは、いつも型破り! これまでの考えや習慣にとらわれない服づくりにワクワクさせられます。
  今季は東京・青山のギャラリーに場を移し、新作を発表しました。(写真は照明が逆光で上手く撮れなかったのですが---。)
Img_06401  まずふくらんだバルーン型のドレス、次にスカートとランジェリーが一体になった服が登場。ウエストからスカートがズレ落ちて、ショーツが見える“だらしない系”ファッションに、目を見張ります。
 デニムにレースを組ませたり、温かそうなボアに光沢のあるサテンを合わせたり、不思議なバランスのコーディネートが次々に現れます。
 モデルは自分の殻を破ろうと必死にもがく女の子たちでしょうか。そんな女性の内面を表現しているようなルックが続きます。
 最後に出現したのはベビー服のようなドレスで、フィナーレに流れたのは何と結婚行進曲!
 ファンタジックな“結婚式”の世界をちょっぴり垣間見させていただいたコレクションでした。
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2019年4月 5日 (金)

19/20秋冬AFWTフクシマ プライド バイ ジュンコ コシノ

 世界的デザイナーのジュンコ コシノが12年ぶりに東京でコレクションを発表しました。それが「フクシマ プライド バイ ジュンコ コシノ(FUKUSHIMA PRIDE BY JUNKO KOSHINO)」です。
  福島の伝統産業は、東日本大震災により多くの被害を受けました。このブランドは、途絶えかけた“技”を継承しようと挑戦を続けてきた福島が誇る伝統工芸とコシノジュンコによるImg_05801 コラボレーション・ブランドで、これまではインテリアやライフスタイルコレクションが中心だったそう。今回で3年目を迎えて、コシノの真骨頂となる「ファッション」を基軸としたコレクションを初めて制作、AFWTによる表参道ヒルズの舞台で初披露されることになったといいます。
 
 ショーでは、ニットやシルク、和紙、木綿でつくられたドレスや山ブドウの蔓を使ったビスチェなど35体が登場しました。
 右はリブニットのアシンメトリックな切り替えドレスです。

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 上はやまぶどうの蔓など自然の素材を活かした会津の編み組み細工によるドレス。

 下は福島名産の絹織物、川俣シルクによるふんわりと風に揺れるドレス。
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 ジュンコ コシノらしいモダンなアート感覚あふれるコレクションで、新しい風がふく島(福/吹く/服)を再発見しました。

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2019年4月 4日 (木)

19/20秋冬AFWTアオイワナカ 「休日のご褒美」テーマに

 ファッションデザイナーの和中 碧さんが手がける「アオイワナカ(AOI WANAKA)」が、2シーズン目となるコレクションを渋谷ヒカリエで発表しました。

Img_05521  その2019年秋冬ものは、「休日のご褒美」がテーマです。
 がんばって仕事しているあらゆる女性たちに向けて、肩の力を抜いたリラックスしたウェアを提案していました。

 袖周りのゆったりとしたトップスに、履き心地のよさそうなフレアパンツや裾を絞ったパンツ、またバッグ付きの取り外し可能なハーネスベルトも機能的なアクセント。
 アシンメトリックな裁断もノンシャランなムードを強調しています。
 
 エレガントな中にも心地よい遊び心のあるコレクションでした。

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